1969年にイタリアで実際に起きたカラヴァッジョの名画「キリスト降誕」盗難事件の謎を、名匠ロベルト・アンドー監督が大胆に推理し映画化したサスペンス『盗まれたカラヴァッジョ』が、2020年1月17日より公開される。このほど、予告編がお披露目となった。
予告編では、人気脚本家のゴーストライターを務めるヴァレリアが、突如現れた謎の男から1969年に世界を震撼させ今も未解決のカラヴァッジョの名画「キリスト降誕」盗難事件の真相を映画化するよう助言される。彼女の書いたプロットは絶賛され、すぐさま映画化が決定するも、制作が進むにつれて、映画製作チームはマフィアや国家を巻き込んだ思わぬ事態へと巻き込まれていく。
ヴァレリアを演じるのは、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞常連の名女優で、『歓びのトスカーナ』、『はじめての大切なもの』のミカエラ・ラマッツォティ。そのほか、『神様の思し召し』のアレッサンドロ・ガスマン、『ナポリの隣人』のレナート・カルペンティエリ、『息子の部屋』のラウラ・モランテら味わい深い実力派俳優たちが顔を揃える。
『盗まれたカラヴァッジョ』
2020年1月17日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次ロードショー
監督・原案・脚本:ロベルト・アンドー
出演:ミカエラ・ラマッツォティ アレッサンドロ・ガスマン イエジー・スコリモフスキ
配給:サンリス
【ストーリー】 映画製作会社の秘書ヴァレリア(ミカエラ・ラマッツォティ)は、人気脚本家アレッサンドロ(アレッサンドロ・ガスマン)のゴーストライターでもある。ある時、引退した捜査官と名乗るラック(レナート・カルペンティエリ)という謎の男が、1969年に世界を震撼させたマフィアによるカラヴァッジョの名画「キリスト降誕」盗難事件を映画化するようにヴァレリアに助言する。ヴァレリアがプロットにまとめると、映画会社は傑作だと興奮し、瞬く間に映画化が決定するが、アレッサンドロが何者かに誘拐され昏睡状態で発見される。映画の内容を嗅ぎつけたマフィアが動き始めたのだ。ヴァレリアはラックの情報を元にミスターXとしてシナリオを書き進める。マフィアがミスターXの正体を探る中、映画の制作は進んでいく。果たしてラックの正体は?ついに半世紀に渡る盗難事件は解決するのか?
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