高橋一生が真剣にラブドールと向き合う!「実際にドールづくりについて学んだ」『ロマンスドール』

2008年に雑誌「ダ・ヴィンチ」で連載され話題を呼んだ、一人のラブドール職人と彼が一目で恋に落ち結婚した妻との日々を描いた傑作小説を、原作者のタナダユキ自身が監督・脚本し、高橋一生と蒼井優の共演で映画化した『ロマンスドール』が、2020年1月24日より公開される。このほど、本日12月9日が高橋一生の39歳の誕生日であることを記念して、本作でラブドールの造形士役を務める高橋の職人姿がお披露目となった。

美大の彫刻科を卒業してフリーター生活をしていた哲雄(高橋一生)は、大学時代の先輩に紹介された「久保田商会」を訪ねる。職員の田代(渡辺えり)の説明で、そこがラブドール制作工場だということが判明するが、お金が必要だった哲雄はラブドール職人として働くことを決意する。

リアリティのある造形士を演じるため、高橋は「南極1号伝説」「愛人形 Love Dollの軌跡~オリエント工業40周年記念書籍~」などの資料を読み込んだ上で、実際にオリエント工業を訪問、製造工程の実習に複数回参加した。かつて舞台の大道具なども経験したことがある高橋は飲み込みが早く、指導に当たったオリエント工業 造形士の大澤も驚くほど、上手にドール作りの工程を進めた。最終的には大澤と専門用語で会話できるほどの知識もつけ、役作りは完璧。高橋自身も「今回の役を演じるにあたり、実際にラブドール工場に見学に行き、ドールづくりについて学びました。そこにいるのはまさに職人の方々で、工芸的な感覚でひとつの作品として作ってらっしゃる姿を見て、自分も哲雄を演じる心構えができました」とコメントしており、心身ともに“職人”を演じる準備を万全に整えた上で、哲雄というキャラクターに挑んだことがうかがえる。

場面写真は、そんな高橋が真剣な眼差しでドールに向き合う姿を収めたもの。“何か”に取り憑かれたようなその目は眼光鋭くドールの原型を見つめており、真剣なモノづくりの雰囲気がひしひしと伝わってくる。

『ロマンスドール』
2020年1月24日(金)より全国ロードショー
監督・脚本:タナダユキ
原作:タナダユキ「ロマンスドール」
主題歌&劇中歌:never young beach
出演:高橋一生 蒼井優 浜野謙太 三浦透子 大倉孝ニ ピエール瀧 きたろう 渡辺えり
配給:KADOKAWA

【ストーリー】 美人で気立てのいい園子(蒼井優)に一目惚れして結婚した哲雄(高橋一生)が、彼女にずっと隠し続けている仕事、それはラブドール職人としてドールを作っていること。平穏に過ぎていく日常の中、哲雄は仕事にのめり込み、恋焦がれて結婚したはずの園子とは次第にセックスレスになっていた。いよいよ夫婦の危機かと思ったとき、園子はぽつりと胸の中に抱えていた秘密を打ち明けた。純愛と性愛とドールが交錯する、大人のラブストーリー。

©2019「ロマンスドール」製作委員会