スティーヴン・キング「凄くいいよ!いい作品だと思う」問題作を再映画化『ペット・セメタリー』予告編

『IT/イット THE END“それ”が見えたら、終わり。』や『ドクター・スリープ』などが相次いで映画化されるベストセラー作家のスティーヴン・キングが1983年に発表した小説を新設定で再映画化した『ペット・セメタリー』が、2020年1月17日より公開される。このほど、本作の予告編がお披露目となった。

本作は、スティーヴン・キングが自身の原体験からインスパイアされ、1983年執筆当時、あまりの恐ろしさに出版を暫く見送った問題作を映画化。家族と田舎に引っ越した医師ルイス。ある日、事故に遭った飼い猫を、新居の裏にある謎めいた動物の墓地“ペット・セメタリー”を越えた奥深くの森で埋葬したところ、翌日、凶暴に豹変した猫が姿を現した。そして迎えた娘エリーの誕生日、彼女は交通事故で帰らぬ人となってしまう。果たしてルイスの取った行動とは…。

予告編は、家族たちと田舎に引っ越してきた少女エリー(ジェテ・ローレンス)が、謎めいた動物の墓地“ペット・セメタリー”に踏み入る不穏な場面から幕を開ける。父のルイス(ジェイソン・クラーク)は「死は自然なことだ」とエリーに優しく語り掛けるが、最愛の娘エリーを突然交通事故で亡くしたことを受け入れられるはずもなかった。ペット・セメタリーのはるか奥の森に先住民が恐れる秘密の“死者が蘇る土地”があることを知ったルイスは、「気持ちは分かるが…アレは別の生き物だ」という隣人ジャド(ジョン・リスゴー)の忠告をよそに、エリーを蘇らせるために禁断の手を打ってしまう。本映像には、蘇った娘を受け入れられない母レイチェル(エイミー・サイメッツ)の恐怖の表情、エリーの髪を歪にとかすルイス、凶暴化した猫、床を這う変形した肉体、豹変して襲いかかるエリーなど、家族を襲う悲劇が次々と映し出される。父親が犯した“禁忌”の代償がもたらす怒涛の恐怖とは…?

娘を亡くした父親の悲しみを体現したジェイソン・クラークは、今まで関わってきた映画の中で本作が最も心をかき乱された1本であると語り、誰しもが潜める内なる恐怖を深堀りした本作について「真の恐怖は何かということを教えてくれる」とコメント。キングによると、かつて暮らしていた家の裏に動物達の墓があったといい、自身の猫を失った際に「“もしあのペット・セメタリーに埋めた動物達が蘇ったらどうなるんだろう?”と考え始めた」ことが小説執筆のきっかけであったことを語る。また、小説出版から35年以上の時を経て再び映画化された本作については、「凄くいいよ!いい作品だと思う」とキング自身お墨付きのコメントを寄せている。※2019/3/29「Entertainment Weekly」のインタビューより引用。

『ペット・セメタリー』
2020年1月17日(金)より全国ロードショー
監督:ケヴィン・コルシュ デニス・ウィドマイヤー
原作:スティーヴン・キング
脚本:ジェフ・ブーラー
出演:ジェイソン・クラーク エイミー・サイメッツ ジョン・リスゴー ジェテ・ローレンス
配給:東和ピクチャーズ

【ストーリー】 家族と田舎に引っ越した医師ルイス(ジェイソン・クラーク)。新居の裏には謎めいた動物の墓地“ペット・セメタリー”があった。ある日、飼い猫が事故にあうと、墓地を越えた奥深くの森で猫を埋葬する。しかし次の日、凶暴に豹変した猫が姿を現した。その地は、先住民が語り継ぐ秘密の森だったのだ。そして迎えた娘エリー(ジェテ・ローレンス)の誕生日、彼女は交通事故で帰らぬ人に…。果たしてルイスの取った行動とは…。

© 2018 Paramount Pictures. All Rights Reserved.