北村匠海「体育と美術の時間だけ頑張る生徒」、芳根京子「親に食べたい物すら伝えられなかった」

1988年には宮沢りえ主演で実写映画化もされた、宗田理によるベストセラー小説「ぼくらの七日間戦争」を原作とし、北村匠海と芳根京子がダブル主演で声を務めるアニメ映画『ぼくらの7日間戦争』が、12月13日より公開される。このほど、11月26日に東京ミッドタウン芝生広場にて、「MIDTOWN CHRISTMAS 2019」クリスマスイルミネーションの点灯式が行われ、北村匠海と芳根京子が出席した。

東京ミッドタウンには「よく来る」という北村は「イルミネーションの時期にも来ましたし、個人的には美術館によく来ていた」そうで、「緑が多いので東京とは思えない時間を過ごせるので、とても居心地がいい」と感想を述べ、「ベンチにもたまに座ってます」と意外な事実を告白した。

「実は、ここのイルミネーションは毎年見に来る」という芳根。去年のクリスマス当日にも友達と来たそうで「その時も、キラキラの世界を見てすごくワクワクした。今日もすごく楽しみです」と期待に目を輝かせた。

MCの合図と共に二人がスイッチを押すと、ガーデン全体に青く幻想な光が灯された。特等席でイルミネーションを目の当たりにした北村は「幻想的で、夜空に包まれている感じ。現実ではないみたいですね。宇宙にいる感覚です」と感動している様子。芳根も「夢のようです。すごく贅沢な場所に立たせてもらっている。いつも一緒に見に来ている幼なじみに自慢したい」と笑顔で語っていた。

大人たちに宣戦布告する映画の内容にちなみ、高校時代に大人に反抗した思い出を聞かれた北村。反抗期はなかったという北村は「真面目な生徒だったので、毎年通知表で“何も言うことはありません”」と書かれていたそう。「成績も普通ですし、体育と美術の時間だけ頑張る生徒でした」と当時を振り返った。

自分の気持ちを人に伝えるのが苦手だったという芳根は「親に食べたい物すら伝えられないほど内気な性格だった。この仕事をするというのが、初めて自分で親に伝えたこと」だと述べ、自身の成長を感じたことでもあると話していた。

『ぼくらの7日間戦争』
12月13日(金)全国公開
監督:村野佑太
原作:宗田理「ぼくらの七日間戦争」
脚本:大河内一楼
キャラクター原案:けーしん
キャラクターデザイン:清水洋
主題歌:Sano ibuki「決戦前夜」「おまじない」「スピリット」
声の出演:北村匠海 芳根京子 宮沢りえ 潘めぐみ 鈴木達央 大塚剛央 道井悠 小市眞琴 櫻井孝宏 宮本充 関智一 中尾隆聖
配給:ギャガ KADOKAWA

【ストーリー】 いつも一人で本ばかり読んでいる、鈴原守(声:北村匠海)。片思いの相手は、お隣に住む幼馴染の千代野綾(声:芳根京子)。しかし綾は、一週間後に議員である父親の都合で東京へ引っ越すことを迫られていた。「せめて、17歳の誕生日は、この街で迎えたかったな」。やり場のない綾の本音を聞き、守は思い切って告げる。「逃げましょう…っ!」。綾の親友・山咲香織をはじめ、明るく人気者の緒形壮馬、ノリのいい阿久津紗希、秀才の本庄博人までもがこの逃避行に加わり、駆け落ちを夢見ていた守は拍子抜けするが、特別な夏の始まりには違いなかった。もはや観光施設にも使われていない古い石炭工場を秘密基地に、ただ7日間、大人から隠れるだけのバースデー・キャンプ。それは、少年たちの精一杯の反抗。だがその夜、工場に潜んでいたタイ人の子供・マレットと出会ったことで、事態は想像もしなかった方向へ向かう。不法滞在で入国管理局に捕らわれかけていた所を間一髪助けると、はぐれた家族を探しているのだと、守たちに打ち明けた。二日目の朝、今度は武装した入国管理局の職員が、マレットを連れ去りにハンマーを振りかぶり工場へ突入してきた。守は、仲間たちの協力のもと、敵の撃退作戦を決行する!

©2019 宗田理・KADOKAWA/ぼくらの7日間戦争製作委員会