加藤清史郎が主演、松居大悟が監督を務める、2019女子ハンドボール世界選手権大会との公式タイアップ映画『#ハンド全力』(読み:はっしゅたぐ はんどぜんりょく)が、2020年5月22日より公開されることが決定した。
本作は、主人公マサオがSNSをきっかけに再開したハンドボールを通して、あらためて人の優しさや強さ、絆の大切さを知り成長していく姿を瑞々しく描いた青春映画。11月30日から12月15日まで日本で初開催される2019女子ハンドボール世界選手権大会を国内外に広めるために制作された。
主人公・清田マサオに扮するのは、子役時代からマルチに活躍する加藤清史郎。SNSに振り回されながら成長していく男子高校生を現在18歳となった彼自身が等身大で演じる。また、マサオを常にサポートする幼なじみ・岡本役には、新海誠監督作『天気の子』で主人公の声を担当し、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」でも主人公役を射止めた醍醐虎汰朗。誰よりもハンドボールを愛する熱血部長・島田役には、気鋭の演出家・藤田貴大による寺山修司の代表作「書を捨てよ町へ出よう」の主演に抜擢され鮮烈な俳優デビューを飾った佐藤緋美。SNSに依存する東京出身のダンサー志望・蔵久役には、『閉鎖病棟―それぞれの朝―』(公開中)に出演し、来年も『犬鳴村』、『峠 最後のサムライ』など話題作が待機する坂東龍汰。卓越した分析力で弱小ハンド部を陰で支える七尾次郎役には、国民的人気子役として知られ、映画、テレビドラマ、バラエティと幅広く活躍する鈴木福。再起をはかるハンド部に入部する心優しい片山役には、熊本のオーディションで抜擢された磯邉蓮登。クラスのムードメーカー林田役には、磯邉と同じくオーディションで選ばれた岩本晟夢。そして震災で富山に転校してもハンドボールを続けるマサオの親友・タイチ役には、『シグナル100』への出演やミュージカル「デスノート THE MUSICAL」で夜神月役の主演舞台が控える甲斐翔真と、ネクストブレイク必至の若手俳優たちが脇を固める。
さらに、2019女子ハンドボール世界選手権大会公式タイアップ映画となる本作には、ハンドボール界のスーパースター宮﨑大輔選手も登場。また、熊本県出身で、くまモンがキャプテンを務める大会公式ファンサイト「くまモンハンド部」のマネージャーに就任した田中美久(HKT48)が、女子ハンドボール部マネージャー・橋向役を好演。同じく熊本県出身でハンドボール・インターハイ出場経験を持つ渕上晃が、女子ハンドボール部員役として出演している。
監督を務めるのは、『アフロ田中』で長編映画デビューし、『私たちのハァハァ』、『アズミ・ハルコは行方不明』、『アイスと雨音』、『君が君で君だ』など話題作を次々と発表、枠に捉われない作風は国内外から評価が高く、ドラマ「バイプレイヤーズ」シリーズ、劇団ゴジゲン主宰と多岐に渡って活動する松居大悟。今回、オリジナル脚本で女子ハンドボール世界選手権大会が開かれる熊本県でオールロケを敢行し、ハンドボールを通して成長していく高校生たちの姿を独自の視点で描き出した。
■加藤清史郎(清田マサオ役) コメント
個性的なキャラクターが作り出す空気を、老若男女問わずに楽しめます!見終わった後に、頑張ることって素敵だな、自分も何か頑張ってみようかな、そんな風に思える作品です。
■松居大悟(監督) コメント
バイプレイヤーズを経て、初めて手掛けた長編です。一人でも多くの人に愛される作品になってほしいと願いを込めて作りました。人間は、強い。熊本の仮設住宅でハンドボールと向き合いながら、そんな当たり前のことを感じました。どうしようもない事が起きても、SNSに振り回されても、人間は強いんだ!と、ネットニュースで出す矛盾。でも、どうにかするんだよ。劇場で会いましょう!
■宮﨑大輔(出演/ハンドボール選手) コメント
自分が中学の頃ハンドボールを一度辞めたことを思い出しました。他がかっこよく見えた時期でもありましたが自分にはやっぱりハンドボールしかなかった!先生や仲間、家族の大切さを感じそこからはただがむしゃらにハンドボールと向き合ってきました!「届け、繋がれ、あのときのように!!!」これからもハンドボールの魅力を伝えていきたいと思います。
『#ハンド全力』
2020年5月22日(金)全国ロードショー
監督・脚本:松居大悟
脚本:佐藤大
出演:加藤清史郎 醍醐虎汰朗 佐藤緋美 坂東龍汰 鈴木福 岩本晟夢 磯邊蓮登 甲斐翔真 田中美久(HKT48) 宮﨑大輔
配給:エレファントハウス イオンエンターテイメント
【ストーリー】 熊本在住の高校生・清田マサオ(加藤清史郎)は、夢中になれるものもなく、幼馴染の岡本(醍醐虎汰朗)とスマホをいじるだけの無気力な日々を送っていた。ある日、マサオが震災で離ればなれになってしまった親友タイチ(甲斐翔真)と3年前に仮設住宅前で一緒にハンドボールをしていた写真をアップすると、その投稿に思わぬ熱いコメントが続々と集まりだす。それに気をよくし「#ハンド全力」とハッシュタグを付けたころ、全国からさらに“善意”が寄せられ、大きな反響を呼ぶ。マサオと岡本の二人はSNSを盛り上げるためだけに、廃部寸前の男子ハンドボール部部長・島田(佐藤緋美)と再建に向け奔走するのだが・・・。
© 2019 『♯ハンド全力』 製作委員会