『百円の恋』で国内映画賞にて日本アカデミー賞をはじめ数々の脚本賞を受賞した足立紳が、自身初の自伝的小説を原作に自ら監督・脚本を務め、濱田岳と水川あさみを迎えて映画化した『喜劇 愛妻物語』が2020年に公開される。このほど、追加キャストとして、夏帆、大久保佳代子、ふせえり、光石研の出演が発表され、併せて、ポスタービジュアルがお披露目となった。
本作は、うだつのあがらない脚本家の夫と、その夫を罵倒し続けながら家計をささえる妻を通して描かれる、笑い泣き必至の人情派夫婦活劇。売れない脚本家・豪太(濱田岳)とチカ(水川あさみ)は倦怠期の夫婦で、娘のアキ(新津ちせ)と3人暮らし。ある日、豪太のもとに“ものすごい速さでうどんを打つ女子高生”の話を脚本にしないかという企画が。豪太は企画を実現させ、あわよくば夫婦仲を取り戻そうと香川への家族旅行を提案するが、取材対象はすでに映画化が決定していた。落胆しながらも学生時代の友人・由美の家を訪れるチカ。その頃、豪太はアキと海にやってくるが、スマホに夢中でアキを見失ってしまう。
追加キャストとして、豪太とチカの大学時代の共通の友人である由美役には、『海街diary』や『ブルーアワーにぶっ飛ばす』など、その透明感のある演技で数々の映画賞を受賞してきた夏帆。豪太が働いていたスーパーマーケットの同僚・吾妻役には、お笑いコンビ「オアシズ」のメンバーでありながら、ドラマや映画にも出演し活躍の幅を広げる大久保佳代子。豪太とチカが取材に訪れる“ものすごい速さでうどんを打つ女子高生”の母親役には、「半分、青い」、「時効警察はじめました」など話題のドラマに数多く出演している女優・ふせえり、その夫役には様々な役どころをこなす名バイプレイヤー・光石研が扮し、作品に厚みを加えている。
本作は、10月28日から11月5日に開催される第32回東京国際映画祭のコンペティション部門へ出品された。
『喜劇 愛妻物語』
2020年 全国公開
監督・原作・脚本:足立紳
出演:濱田岳 水川あさみ 新津ちせ 夏帆 大久保佳代子 ふせえり 光石研
配給:キュー・テック/バンダイナムコアーツ
【ストーリー】 売れない脚本家・豪太(濱田岳)とその妻チカ(水川あさみ)は倦怠期の夫婦で、娘のアキ(新津ちせ)と3人で暮らしている。豪太はセックスレスに苛まれ、日々妻の機嫌を取ろうとするが、チカはろくな稼ぎがない夫に冷たい。そんなある日、豪太のもとに“ものすごい速さでうどんを打つ女子高生”の話を脚本にしないかという話が。豪太はこの企画を実現させ、あわよくば夫婦仲を取り戻すために香川への家族旅行を提案する。しぶしぶ豪太の取材旅行に付き合うチカ。しかし取材対象はすでに映画化が決まってしまっていた。落胆しながらも学生時代の友人・由美(夏帆)の家を訪れるチカ。その頃豪太はアキと海にやってくるが、スマホに夢中でアキを見失ってしまう。
©2019『喜劇 愛妻物語』製作委員会