沖縄の離島を舞台に小説家の卵と少年の初々しい恋愛を描いた、紀伊カンナによる人気BL(ボーイズラブ)コミックの劇場アニメ化となる『海辺のエトランゼ』が、2020年夏に公開されることが決定した。併せて、特報映像、原作者の紀伊カンナが描き下ろしたポスタービジュアルがお披露目となった。
小説家の卵の橋本駿と、海辺に物憂げに佇む少年・知花実央の、初々しくも、もどかしい関係を描いたコミック「海辺のエトランゼ」。元アニメーターでもある紀伊カンナの繊細なイラストや、登場人物の愛しい恋模様、二人を優しく包み込む沖縄の人たちや風景といった要素が詰まっており、多くの人たちが「癒された」と心を掴まれた。
本作は、BLに特化したアニメレーベル「BLUE LYNX」の3作目の作品として劇場アニメ化され、作者である紀伊カンナ本人が作品全体の監修とキャラクターデザインを担当。制作はTVアニメ「メジャー」や「モンスターストライク」などを制作する、アニメーション老舗制作スタジオであるスタジオ雲雀が担当する。監督には、「ダンガンロンパ The Animation」の演出を担当し、「宝石の国」1巻発売記念フルアニメーションPVなどで瑞々しい演出力を見せた大橋明代が抜擢された。
ポスタービジュアルは、沖縄の美しい自然に囲まれた駿と実央の日常が伺える作画となっている。
併せて、11月9日、10日に実施される「アニメイトガールズフェスティバル」(AGF)にて、本作のバンドル付き先行劇場前売券(紙券)が、「BLUE LYNX」ブースにて発売されることが決定。バンドル内容は、BLUE LYNXにちなんで、“猫”をテーマに紀伊カンナが描き下したミニ色紙となる。さらに、数量限定でバンドル付き先行劇場前売券の事後通販の実施も決定。11月15日より「BLUE LYNX」特設通販ページ(ノイタミナオンラインショップ内)にて受付開始となる。
■紀伊カンナ(原作) コメント
こんにちは、紀伊カンナです。この度、読者の皆さまのおかげでエトランゼが映像化されます!私もスタッフのみんなと一緒に制作中です。本来はここに何かいいコメントを打たなければいけないのですが、会議でも、打ち合わせでも、作画フロアでも、もらったお菓子を食べていた事ばかり思い出されます。原作者は概ねお菓子しか食べてないですが、スタッフのみんなはいいものを作ろうと日々がんばってくれています。そんな穏やかなスタジオと、ゆかいなスタッフによって練り上げられてる新しいエトランゼの世界、お披露目はもう少し先になりますがどうぞお楽しみに!
『海辺のエトランゼ』
2020年夏、公開
監督・脚本・コンテ:大橋明代
原作:紀伊カンナ「海辺のエトランゼ」
キャラクターデザイン・監修:紀伊カンナ
アニメーション制作:スタジオ雲雀
配給:松竹ODS事業室
(C)紀伊カンナ/祥伝社・海辺のエトランゼ製作委員会 (C)紀伊カンナ/祥伝社 on BLUE comics