小関裕太「笑いが絶えない現場だった。中2みたいな話をたくさんした」

動画配信サービスU-NEXTとカンテレがタッグを組み、宝島社「このミステリーがすごい!」大賞の関連作品をドラマ化する「このミス」大賞ドラマシリーズ。その第3弾となる、小関裕太が主演を務めるドラマ「死亡フラグが立ちました!」が、10月24日より放送・配信開始される。このほど、10月17日にユナイテッド・シネマ豊洲にて完成披露試写会が行われ、キャストの小関裕太、塚地武雅、笠原秀幸が登壇した。

主人公の冴えないルポライター・陣内トオルを演じる小関は、登壇早々「皆さまいかがでしたでしょうか?笑っていただけましたか?」と客席に投げかけ、大きな拍手が返ってくると満足そうな表情を浮かべ「ミステリーというのはもちろんなんですけど、コメディー色がとにかく強くて、笑っていただける作品なので、爆笑していただけていたら嬉しいです」とニッコリ。陣内とバディを組む破天荒な天才投資家・本宮昭夫を演じる塚地は、「無茶苦茶なコメディーで、1話から拍車をかけて後半に至るまでどんどん面白くなっていくと思いますので、カンテレ、U-NEXTで続きも見てください」と宣伝した。

そして、“死神”に敵討ちを誓うヤクザ・松重竜次(寺脇康文)の舎弟・橋元を演じる笠原が観客にサプライズで登場すると、登場することを知っていた小関と塚地は「えっ、嘘…!何で?」と驚いた演技をしてみせた。だが、そんな二人にもサプライズで寺脇からのメッセージVTRが届いていることが発表されると、塚地は「これは本当に知らなかった」と目を丸くし、会場を沸かせる一幕も。

寺脇は、VTRの中で「裕太、つかちゃん、かさー!この4人は本当に仲良くなったよね」とエピソードを交えコメント。それに対して小関は「すごく暖かいコメントでしたね。嬉しい」と感無量な表情を浮かべ、「寺脇さんもおっしゃっていたんですけど、実際に4人で待機していることが多くて、中2みたいな話をたくさんさせていただけたのが本当に楽しくて、撮影現場はもちろん、控室でも笑いが絶えない現場だったので、そんな雰囲気も出ていたんじゃないかなと思います」と回顧。塚地も「年齢の幅を超えて、この3人、干支が亥(い)年で一緒で、(小関が)24歳、(笠原が)36歳、(塚地が)48歳なんですけど、ずいぶん猪突(ちょと)ってる(猪突猛進している)ドラマになりましたもんね」と手応えをにじませた。

続いて、改めて本作の魅力を尋ねられると、小関は「(カンテレで)放送されるのが夜中で、仕事から帰ってきたら放送されているので、『ちょっと疲れた…。リラックスしたいな。ひと笑いしたいな』というときに見られるいい作品なんじゃないかなと思います」、塚地は「全員ボケで、どんどんいろんな人が面白いことをやっていくので、大いに笑って、そして謎解きをしながら見ていただけたらなと思います」とアピール。笠原は「ミステリーファンの方も楽しめるくらい、しっかり謎解きも構成されて展開していくので、そこもぜひ楽しんでください」と言葉に力を込めた。

ターゲットを24時間以内に殺すことができる“死神”にちなみ、もし自分が24時間以内に死んでしまうと分かったらどうするか質問されると、小関は「沖縄に行ったことがないから沖縄に行きたい」と目を輝かせたが、塚地から「当日に飛行機のチケット取られへんで!土日なら終わりやな」と現実的なことを突きつけられる。笠原も「俺はマチュピチュって言おうとしたんですけど」と言うと、「途中で死んでまうわ」と突っ込まれ、小関とともにガックリの様子。

同じ質問に、塚地は「めっちゃみんなに連絡する。同情をすごくいただきたいので『俺は24時間以内に死ぬらしい。みんなありがとうな…』って。それで『えーっ!』っていうのをいっぱいいただきたい」と願望を語ると、小関も「僕も知ってほしいかもしれないです。(ファンのみんなに)死ぬよって」と賛同し、笠原から「怖いよ!」と突っ込まれていた。さらに笠原は「普段と変わらないでしょうね。電車に乗っておじいちゃんとかおばあちゃんが立っていたら席を譲り、困っている人がいたら助けて、みんなにご馳走したいなって」と良い人発言をし、塚地から「ホンマに?」と疑いの目を向けられると、「本当に。最後にいいことがしたい!」と強く主張した。

「死亡フラグが立ちました!」
10月24日(木)よりカンテレにて放送・配信開始(全8話)
毎週木曜日 24:25~24:55放送
毎週金曜日 10:00よりU-NEXTにて独占配信
原作:七尾与史「死亡フラグが立ちました!」
出演:小関裕太 塚地武雅 寺脇康文 笠原秀幸 明星真由美 林田岬優 高崎翔太

【ストーリー】 都市伝説を特集している雑誌「アーバン・レジェンド」でフリーライターとして働く陣内トオル(小関裕太)は、売り上げ低迷のために雑誌が廃刊の危機にあることを編集長から告げられる。売り上げを伸ばすために陣内が与えられた使命は「死神」と呼ばれる殺し屋の正体を暴くこと。その「死神」は周到に張り巡らせた罠で偶然を装い、事故死に見せかけてターゲットを24時間以内に殺すことができるという。廃刊を阻止するために陣内は死神の手がかりを探していると、あるヤクザの組長の死が実は死神によるものだったことを知る。陣内は高校の先輩で破天荒な天才投資家・本宮(塚地武雅)や組長の敵討ちを誓うヤクザの松重(寺脇康文)らとともに、事故として処理された組長の死の謎を追いながら死神の正体に迫っていく。果たして陣内たちは死神の正体を暴くことができるのか!?

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