カンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)、米アカデミー賞最優秀外国語映画賞を受賞したクロード・ルルーシュ監督の名作『男と女』(1966)の53年後を描く『男と女 人生最良の日々』の公開日が2020年1月31日に決定し、ポスタービジュアルと場面写真がお披露目となった。
本作は、当時まだ無名だった29歳のルルーシュ監督が、“妻に自殺された男と夫を事故で亡くした女”の出会いと微妙な恋の心情を描いた『男と女』の主人公二人の愛の53年後を描く。当時と同じ俳優を起用し、ルルーシュ監督の盟友で、2018年に他界した作曲家フランシス・レイの名曲が物語に彩りを加える。
ルルーシュ監督は「『男と女 人生最良の日々』は、わたしたちの人生のある瞬間をリアルに映し出している。過去と現在の映像を組み合わせることで、どちらも鮮やかに描くことができる。そうすることでこの作品は、だれもが自分に置き換えられるような、普遍的な物語になる。二人は新しいスタートを迎える。53年経って、ジャン=ルイとアヌークに再会したことに深い喜びを感じた。その瞬間、時間が止まり、当時の感情が蘇ってきた。当時と今、二つの異なる時代のジャン=ルイとアヌークの姿によって、私たちの感情はさらに強く掻き立てられる」と、この53年の時を経て新たに紡ぎ出したラブストーリーへの想いを語る。
ポスタービジュアルは、『男と女』と『男と女 人生最良の日々』での二人の表情を、それぞれ同じ角度から捉えたシーンを組み合わせたもの。美しいが緊張感ただよう表情からは一変、穏やかな微笑みをたたえる二人の姿は、53年の幸せな時の流れを感じさせる。
『男と女 人生最良の日々』
2020年1月31日(金)より、TOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー
監督:クロード・ルルーシュ
音楽:カロジェロ フランシス・レイ
出演:アヌーク・エーメ ジャン=ルイ・トランティニャン スアド・アミドゥ アントワーヌ・シレ
配給:ツイン
【ストーリー】 まばゆいばかりの衝撃的なロマンスから、長い年月が経ち、元レーシング・ドライバーの男、ジャン・ルイ(ジャン=ルイ・トランティニャン)は、今は老人ホームに暮らし、かつての記憶を失いかけていた。彼の息子は父親を助けるために、父がずっと追い求めている女性アンヌ(アヌーク・エーメ)を探す決心をする。果たしてアンヌは、ジャン・ルイと再会し、二人の物語をまたあの場所から始めることができるのか…。
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