今市隆二、小林直己から初演技を大絶賛され「欲が出てきた。長編もぜひ挑戦できたら」

EXILE HIRO、SSFF & ASIA代表の別所哲也、作詞家小竹正人の3人によって打ち出され、2017年の第一弾、2018年の第二弾に続くプロジェクト第三弾で、三池崇史、行定勲、松永大司、洞内広樹、井上博貴が監督として参加する、5本のショートフィルムによるオムニバス映画『その瞬間、僕は泣きたくなった-CINEMA FIGHTERS project-』が11月8日より公開される。このほど、10月15日にTOHOシネマズ 日本橋にて完成披露上映会舞台挨拶が行われ、キャストの小林直己、今市隆二、佐野玲於、佐藤大樹、行定勲監督、洞内広樹監督、井上博貴監督が登壇した。

『海風』でヤクザの蓮役を演じた小林は、「短い撮影だったんですけど、セッションの中で感じあいながら、行定組の船の上でいろいろと暴れさせてもらった」と撮影についてコメント。行定監督からは「小林くんって首太いよねぇ。この首の太さが活かされる役がいいなぁ(笑)」という思いから、役柄がヤクザ役に決定したと明かされた。また、本作には灰を食べるシーンも登場し、アイデアを出したという小林は「思った以上に食べちゃったんです。気管に入っちゃって(笑)」とひどくむせたそうだが、行定監督は「素晴らしいシーンが撮れました」と称賛していた。

『On The Way』で演技初挑戦となった今市は、メキシコオールロケを体験。「メキシコに行ったことも、銃を突きつけられたこともないですし、なかなかイメージできなかった」そうだが、「自分のことをあたたかく迎え入れてくれたので、また行きたい」とコメント。続けて、「最初、20テイクぐらい撮ったんです。初めての演技でもあったので、食らった部分もあった」と松永監督との撮影での苦労も明かした。今市の演技についてコメントを求められた小林は「素晴らしかったです!」と大絶賛。「ものすごいナチュラルだし、あまり見せたことのない彼が出ている」という感想と、「もっと見たいです。これからもお願いします!」という小林からのリクエストに、今市は「欲が出てきたというか、今回は短編だったので、長編もぜひ挑戦できたらやりたい」と意気込みを語ると、会場から大きな拍手が沸き起こった。

『GHOSTING』で、過去のある一日に戻る若者バクを演じた佐野は、「過去に戻ることって、いつになってもワクワクする。ドラえもんが好きなので」と本作の独特な設定について述べつつ、「大切なメッセージや本人が抱えているトラウマを、洞内監督がノスタルジックに描いてくれた」と語った。過去に戻れるとしたら?という質問には、「過去には絶対戻りたくないと思う人なので(笑)。楽しい過去は戻りたいですけど、戻っていいことってないなぁと。過ぎちゃったものはしょうがねぇ精神」であるとのこと。「いいとこ取りで過去に戻れたら最高ですよね」と締めると、小林から「いや、結局戻るんかい(笑)」とツッコまれていた。

『魔女に焦がれて』に出演した佐藤は、「今までやらせてもらった役は明るい役しかなくて、言葉数が少なくて内気な少年をやったのが初めてだったので、大変そうだなと率直に思いました」と明かし、「周りの暗い子とかナヨナヨしている子をひたすら人間観察して」役作りしたという。また、佐藤演じる主人公・雅人の彼女が不思議な力を持つことにちなんで、MCから何を占ってもらいたいか?という質問が。「仕事運ですね(笑)。恋愛とかじゃなくて、将来の仕事がどうなっているのか、アーティスト業がどううまくいってるのか見てほしいです!」とコメント。マイナスなことを言われたら?という返しには、「変えてやりますよ、未来を!頑張ります」と気合いを入れていた。

『その瞬間、僕は泣きたくなった-CINEMA FIGHTERS project-』
11月8日(金)よりTOHOシネマズ 日本橋ほか全国公開
エグゼクティブプロデューサー:EXILE HIRO
企画・プロデュース:別所哲也
コンセプトプロデューサー:小竹正人
配給:LDH PICTURES

『Beautiful』
監督:三池崇史
出演:EXILE AKIRA 蓮佛美沙子
主題歌:「Beautiful」Crystal Kay

『海風』
監督:行定勲
出演:小林直己 秋山菜津子
主題歌:「海風」Leola

『On The Way』
監督:松永大司
出演:今市隆二 パコ・ニコラス
主題歌:「Church by the sea」RYUJI IMAICHI

『GHOSTING』
監督:洞内広樹
出演:佐野玲於 畑芽育
主題歌:「ラストラブ」LISA

『魔女に焦がれて』
監督:井上博貴
出演:佐藤大樹 久保田紗友
主題歌:「ライラック」琉衣

【作品概要】 詩と音楽、映像を一つに融合したプロジェクトの第三弾となる今作。5人の監督の共通した想いは、歌と映画だけが、未来が見えないこの国の苦しい日々から、ほんの少しだけ解き放ってくれる。三池崇史『Beautiful』は大地震をきっかけにそれぞれ自殺未遂をした男女の奇妙な出会いを、行定勲『海風』は愛に飢えた男女の一時の温もりを、松永大司『On The Way』はメキシコの移民を目の当たりにした目標の持てない日本人青年を、洞内広樹『GHOSTING』は悲しい過去と運命を変えようとする霊魂〈ゴースト〉となった青年を、井上博貴『魔女に焦がれて』は不思議な力を持つ同級生に惹かれる男子高校生をそれぞれ描き出す。

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