作家のヒキタクニオが自らの体験を基に、不妊治療に取り組む夫妻の姿をユーモアあふれる語り口で書き上げたエッセイを、主演に松重豊、共演に北川景子を迎えて実写映画化する『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』が、10月4日より公開される。このほど、9月26日に恵比寿のザ・ガーデンルームにてプレミアムヨガイベントが行われ、主演の松重豊、細川徹監督、妊活の名医として活躍する浅田レディースクリニック院長・浅田義正、LAVAトップインストラクター・井上佳穂理が登壇した。
松重は、撮影現場の様子について「撮影の待ち時間には北川(景子)さんと二人で楽しいおしゃべりをしていましたよ。そういったコミュニケーションの時間が(役としても)夫婦円満の秘訣と言っても良いかと思いますね」と共演者同士の親睦について語る一方、「撮影中は監督さんにOKをもらうという点であまり私情を挟みたくはないので、(監督とは)俳優部としてもそれほどベタベタしたくはないという意識があります。それで、むしろ映画撮影が終わって、宣伝で地方を回ったりすると仲良くなっていきますね」と細川監督をいじりながらも、監督との仲の良さをうかがわせた。
また、自身の“夫婦円満の秘訣”については、「家に帰ると普通の主婦が『つまんないこのドラマ』ってストレートに感想を言ってくれる環境はむしろありがたく感じています」と、俳優ならではの目線で温かなエピソードを語った。さらに、30年以上の長い付き合いであるにも関わらず「ボディタッチというスキンシップは今も変わらずよくします」と驚きのエピソードを披露。さらに、映画本編では、夫婦共通の趣味としてジョギングに挑戦するというストーリーが展開されることから、“夫婦共通の趣味”を聞かれると、「子供が巣立って、今は夫婦二人での時間が増えてからは、野菜作りのように土に向かうのが趣味になりましたね」と夫婦の仲睦まじいエピソードを明かした。
その後、“夫婦共通の趣味”にピッタリということで、特別ヨガレッスン“円満ヨガ”に挑戦した松重と細川監督。会場に集まった夫婦・カップルの一般の観客とともにじっくりと汗をかいていた。体験を振り返った松重は「隣が監督だったので、隣に北川さんがいることを想像しながらヨガをしました」と話し会場の笑いを誘うと、「パートナーと二人でできるヨガがあることを初めて知り、夫婦共通のとてもいい趣味になると思いました」とヨガを絶賛して、温かな雰囲気の中、イベントを締めくくった。
『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』
10月4日(金)より全国ロードショー
監督・脚本:細川徹
原作:ヒキタクニオ「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」
出演:松重豊 北川景子 山中崇 濱田岳 伊東四朗
配給:東急レクリエーション
【ストーリー】 ヒキタクニオ(松重豊)、49歳。職業、作家。二回り近く年の離れた愛する妻・サチ(北川景子)と仲良く二人で暮らしている。サウナとビールが大好きで、ジム通いのおかげでいたって健康体。子どもは好きだけど、自分たちの子どもは作らずに二人だけで生きていくと決めていたが、ある日「ヒキタさんの子どもに会いたい」と妻は言った。その一言がきっかけで妊活を始めるも、なかなか結果は出ず…クリニックでの検査の結果、不妊の原因はヒキタ自身にあることが判明。そこからヒキタ夫妻の悲喜こもごもの妊活の日々が始まる。
©2019「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」製作委員会