陣内孝則「圧倒的にコアなファンがつく映画」、Mr.マリック「さすが超魔術を生んだ監督だ」著名人絶賛!大塚恭司監督作『東京アディオス』

「Mr.マリック超魔術シリーズ」「女王の教室」の大塚恭司監督が、芸人・横須賀歌麻呂を主演に迎えて贈る『東京アディオス』が、10月11日より公開される。このほど、各界著名人より本作を絶賛するコメントが寄せられた。

本作は、実在する孤高の地下芸人の半生を描いた前代未聞の超妄想スペクタクル作品。全く売れない芸人たちだけが生息する「お笑いアンダーグラウンド」で、“地下芸人の帝王”と呼ばれる横須賀歌麻呂は、日夜過酷なバイトと全く金にならないライブでの新ネタ作りに追われていた。ある日、横須賀は一人の女性客の励ましによって単独ライブの大成功を強く決意する。しかし、彼を取り巻く現実はあまりにも過酷だった。やがて横須賀は肉体的にも精神的にもボロボロの状態に追い詰められ、彼の創作活動は狂気と妄想に取り憑かれていく。

監督は、大ヒット番組「Mr.マリック超魔術シリーズ」や、衝撃的な連続ドラマ「女王の教室」など、数多くのテレビ番組制作を経て、満を持して映画監督デビューを果たした奇才・大塚恭司。主演は、大塚監督に過去35年間で出会った中で最高に面白い芸人と言わせた、本人役の横須賀歌麻呂が務める。

▼著名人 絶賛コメント

■陣内孝則(俳優・ミュージシャン)
素晴らしかったです!猥雑でパンクな、男という生き物の愚かさ、馬鹿さ加減と悲哀に満ちた人間喜劇、人間賛歌の秀逸作だと思います!自慰行為に耽る玉鉄(玉山鉄二)、役を楽しんでいる村淳(村上淳)、主役はもちろん各キャラクターの粒立った味わい深い演技に感心しました。やはり大塚さんは手練れの監督だなあ~と思いました。大ヒットするかどうかなんて保証はできませんが…圧倒的にコアなファンがつく映画である事は保証します!

■Mr.マリック(超魔術師)
見たことのないものを見せる超魔術。見てはいけないものを見せる超妄想。現実か非現実か。その狭間にこそ笑いと驚きが生まれる。さすが超魔術を生んだ監督だ。

■柳下毅一郎(映画評論家)
われらは持たざる者である。金も権力も魅力もない。何も手に入らず、すべては誰かのものである。手の中にあるのは怒りだけだ。不満だけだ。どうしようもなく爆発したい何かへの渇望、身を焦がす飢えだけなのだ。それをわれらは青春と呼ぶのである。

■東陽片岡(漫画家)
下ネタに関してワタシは自信があるほうなのですが、この映画を見て、横須賀歌麻呂にはとてもかなわないと実感させられました。それは例えば兼業で休日の多い熟女デリヘル嬢が、客を昇天させる技術では、専門職のソープ嬢にかなわないのと同じようなものであります。ともあれ、決してお金にならない、下ネタという業を背負って表現していく姿は実に清々しく、明日も生きていけそうな希望が見えてくるのでした。たみゃらん。

■成田尚哉(企画プロデューサー)
やはり大塚恭司は只者ではなかった。鬼才である。今まで何処に隠れていたのだ?いきなりクレイジーな世界に引きずり込まれ悪夢を見せられた。なるほど人生は悪夢の連続なのか。しかし恐ろしいことにその悪夢は時々美しい、ということを映画は教えてくれる。横須賀歌麻呂はじめ全ての役者が素晴らしい。監督と全スタッフの功績である。もう一度見たい。

■村上智里(ブルースシンガー)
切なく脆く、そして強い。中毒性の高い作品でありながら、繊細な心の動きを感じ取れる。何かを追求する者には、痛くて痛くて仕方がない数々のシーン。これぞ大塚ワールド。

■澤田育子(俳優・脚本家・演出家)
ロックでパンクで演歌なサガに、生き様は祈りのゴスペル!生きるって大変。でも、生きて生きて生きて!泥中からの孤高の雄叫びと、監督の愛!

■倉本美津留(放送作家)
大塚狂司!最高!

■近藤芳樹(テイチクエンタテインメント プロデューサー)
心の深海に潜む人間の弱さと業を大塚監督が引き上げて白日の下にさらけ出してくれた。所在なき魂は何処へ向かうのか?その表現にリミッターはない、そして悲しくも切ない物語だ。

『東京アディオス』
10月11日(金)より、シネ・リーブル池袋にて公開
監督・脚本:大塚恭司
脚本:内田裕士
音楽:ブラボー小松
出演:横須賀歌麻呂 柳ゆり菜 占部房子 藤田記子 チャンス大城 柴田容疑者 コムアイ 玉山鉄二 村上淳
配給:プレシディオ

【ストーリー】 舞台は東京、全く売れない芸人たちだけが生息する「お笑いアンダーグラウンド」。そこで、「地下芸人の帝王」と呼ばれる横須賀歌麻呂は、日夜過酷なバイトと全く金にならないライブでの新ネタ作りに追われていた。彼の創作の原動力は、とにかく客を笑わせたいという本能と、絶好調のライブに必ず現れる一人の女性客。彼女の励ましによって、横須賀は単独ライブの大成功を強く決意する。しかし、彼を取り巻く現実はあまりにも過酷だった。やがて横須賀は肉体的にも精神的にもボロボロの状態に追い詰められる。現実と幻想、愛と暴力、破滅と救済…あらゆる矛盾を脳内に抱え込む横須賀。その創作活動は狂気と妄想に取り憑かれていく。果たして、彼を救うものは現れるのか?

©2018 映画『東京アディオス』製作委員会