岸谷五朗「赤木の死は作品の中でも特別」古川雄輝、吉田栄作らも続投!特別ドラマ「天 赤木しげる葬式編」年末放送!

「カイジ」、「銀と金」などギャンブル漫画の金字塔を打ち立てた漫画家・福本伸行による伝説の麻雀漫画を実写化したドラマ「天 天和通りの快男児」。その続編で、岸谷五朗を再び主演に迎えた特別ドラマ「天 赤木しげる葬式編」が、年末に放送されることが決定した。

本作は、ファンからもカルト的な人気を誇る屈指の名場面、赤木しげるの最期を実写化。死闘ともいえる東西戦から3年。赤木しげるの告別式を報せるメールが届き、集められた天貴史ら東西戦で相まみえたメンバー一人ひとりが、赤木と最期の対峙を繰り広げる。

無類の勝負強さと強い意志を持つ博徒・主人公の天貴史(てんたかし)を演じるのは岸谷五朗。天貴史と出会うことにより麻雀の代打ちとして生きる道を決めた井川ひろゆきには、プライベートでも麻雀をこよなく愛する古川雄輝。そして、本作では前作に増して重要な役どころとなる、病に侵されその最期を自ら悟る“雀神”赤木しげるを、吉田栄作が引き続き演じる。このほか、原田克美役を的場浩司、僧我三威役をでんでん、浅井銀次役を田中要次、五十嵐健役を星田英利が続投し、金光修蔵役として田山涼成が初登場する。

また、テレビ東京での放送に先駆けて、完全版が11月11日より動画配信サービス「Paravi」にて独占配信される。

■岸谷五朗(天貴史役) コメント
Q:今回続編の制作が決まった時の感想をお聞かせください。
赤木の死というのは「天」の作品の中でも特別だと思います。角度を変えて「天」の1巻から見ると原作の福本先生の成長がすごく見える作品だなと思うんです。福本先生ご本人も仰ってたんですけど、少しコメディな感じで始まった1巻からいろんなことが起きて変化が生まれて最後は人の生死というシリアスなもので「天」は終わっているんですよね。それがこの作品の魅力で福本先生自身の人生を大きく変えた作品だと思うんです。沢山のヒット作をお持ちですけど、この「天」に関しては特別な意識が福本先生の中にはあるのではないかと思います。その作品の1番最後の部分はやはりやるべきだと思うんです。赤木の死ではあるんですが…麻雀を楽しみにしてくださっている方はあれ?と思われるくらい麻雀が出て来ません(笑)。それでも、麻雀は“味”として人の生き死にの話であるにもかかわらず出てきます。連続ドラマの放送が終わるときに、キャストの間では赤木の葬式編をやりたいねと話していたので、今回、こうして葬式編をできることがすごく幸せなことですね。

Q:連続ドラマでは麻雀がメインで今回は葬式編として内容が変わりますが、台本を読まれた感想をお聞かせください。
原作の漫画に忠実に作られているなと思いました。尺も気にしながらではありますが、監督や脚本家、プロデューサーも考えていただいたと思います。漫画とは違って具現化するといろいろなエンターテイメントが見えてくると思います。音楽も入ってきますし“死”というテーマを扱っているのに作品自体はエンターテイメントになっていると思います。それは赤木という人間がとてつもなく特別な人だからそれに対していろんな人間が絡み合って、セリフ劇ではあるんですがエンターテイメントになっているんですよね。

Q:改めて天貴史を演じられるにあたっての意気込みをお聞かせください。
また天に会えるんだと思うと嬉しくなりましたし、役者でしか味わえないあの役にまた会えるという秘めたる喜びと言いますか…役者冥利に尽きるなと思いました。メイク・衣装さんも前回の連続ドラマの時と同じ髪型や衣装を用意してくださって、自分の中では終わっていたと思っていたんですが、こうしてまた役に入ると天はずっと生きていたんだなと本当に思います。

Q:最後に視聴者の方へのメッセージをお願いいたします。
麻雀というすごく深い勝負の世界を通った後の話なので、赤木と激闘を交わしたメンバー達が赤木の死に対してどう彼を止めるのか?またはどう彼の死を受け入れるか。そして赤木ならではの人生の判断の仕方もあると思います。本当にさまざまな生き方がぶつかり合うので、楽しみにしていただければと思います。

■吉田栄作(赤木しげる役) コメント
Q:今回続編の制作が決まった感想をお聞かせください。
この作品の打ち上げの時にもし連続ドラマが上手くいってまた皆さんとお会いできることがあるならば、赤木の葬儀編をやってくださいと言ったと思うんですよね(笑)。僕のその言霊がきっと麻雀の神様に届いたのかなと思いました。言ってみるものだなと思いましたね(笑)。

Q:連続ドラマで赤木の葬儀編をやらなかったのは心残りはございましたか?
連続ドラマの時はあれはあれでやりきったなという感覚はありました。最後には負け方がカッコイイ男を演じて欲しいと言われてましたので、前回は演じきれたのかなと思います。赤木はどこか自分と重なるような部分もあるような気がしていて、今回も自分が自分じゃなくなることを一番嫌っていると思うんです。自分の生き方みたいなものを投影していけるのかなと思っています。

Q:改めて赤木しげるを演じるにあたってのお気持ちをお聞かせください。
前回の時も話したんですが、役者の世界で生きてきた自分を投影したいと思います。最初は麻雀も知らなかったですし、「天」や赤木も知らなかった人間なので。自分は赤木と重なる部分をストレートに表現することで勝負するしかないと思っています。

Q:今回は赤木の“死”がテーマとなっていますが、台本を読んだご感想をお聞かせください。
台詞が大変だなと思いました(笑)。それでもプロデューサーに聞いたら原作から比べるとだいぶ削ってあるそうでして(笑)。役者冥利に尽きるなと思いました。赤木と自分が重なる部分とこの台詞を赤木はどういう意識で言っているのだろう?と自分とは重ならない部分に対して上手くアプローチをしていきたいと思います。原作を参考にしながら赤木と一心同体になれるように頑張ります!

Q:視聴者の方へメッセージをお願いします。
前回もこの作品をやらせていただいて、いかに天や赤木、ひろゆきというキャラクターが麻雀のファンの方やこの漫画のファンの方々から人気があるのかというのをかなり思い知らされました!どこに行っても赤木とお声をかけてもらえるようになりまして(笑)。もちろん嬉しいことではあるのですが、僕が最初にこのお仕事を受けた時よりもプレッシャーにもなってます(笑)。ドラマが放送されてから、改めてお芝居の現場に立たせていただくので、そのプレッシャーを力に変えて僕と赤木が一心同体になれるように頑張ります。

■古川雄輝(井川ひろゆき役) コメント
Q:今回続編の制作が決まった感想をお聞かせ願います。
麻雀が大好きな私にとって、思い入れのある作品の続編を出来ることをとても嬉しく思います。一つの作品が終わると、再び同じスタッフさんやキャストの方々とご一緒したくても出来ないことがほとんどですが、視聴者の皆様からご好評を頂いたおかげでまた同じメンバーでお仕事が出来ます。今から楽しみにしています!

Q:連続ドラマでは麻雀がメインでしたが、今回は葬式編として内容が変わります。台本を読んだご感想はいかがでしたか?
葬儀編のアカギのセリフやアドバイスは自分にも響くものが多く、原作を大学生の時に読んだ僕もとても影響を受けました。男同士の麻雀を通した友情や熱量を感じていただきたいです。

Q:改めて井川ひろゆきを演じるにあたっての意気込みをお願いします。
再度演じる井川ひろゆきも、原作ファンの皆様に納得して頂けるように全力で演じたいと思います。岸谷五朗さんや吉田栄作さんを始め、先輩の役者さんに囲まれた素晴らしい環境で、沢山のことを学び、吸収したいと思っています。

Q:最後に、ドラマのみどころなど、視聴者の方々へメッセージをお願いします。
麻雀に人生を賭けた男たちと赤木しげるの生き様を是非ご覧下さい!

■福本伸行(原作) コメント
今回、天の最終章、アカギの最期の物語がドラマ化となりました。18年ほど前「天」を描きあげた時点では1ミリも考えなかった事です。こんな事も起こるんですね。テレビ東京様、役者の皆さん、スタッフの皆さんご苦労様でした。ホントにありがとうございます。洞窟の中で小さな灯りが燈り、それがホントに少しずつフワ…と広がるように、アカギの自由さ、暖かさ、賢明さが、今回のドラマ化で世界に広がっていけば、皆が少しだけ生きやすくなるんじゃないか…そして、それは少しだけまわりに優しく出来、少しだけ後悔のない人生を歩める…かもしれない。このドラマがそんな生き方のキッカケになれたら幸せです。少しずつ、頑張りましょう。アカギのようにはいきませんが。我々は我々なりに。

「天 赤木しげる葬式編」
2019年年末、テレビ東京にて放送
11月11日(月)より動画配信サービス「Paravi(パラビ)」にて独占配信
監督:二宮崇
原作:福本伸行「天 天和通りの快男児」
脚本:宮本正樹
出演:岸谷五朗 古川雄輝 田中要次 星田英利 田山涼成 でんでん 的場浩司 吉田栄作

【ストーリー】 死闘ともいえる東西戦から3年。井川ひろゆき(古川雄輝)に、赤木しげる(吉田栄作)の告別式を報せるメールが届いた。参列後に「親しい者たちで通夜を執り行う」と言われ、戸惑うひろゆきの前に現れた“喪主”は、赤木本人!呆然とするひろゆきに、赤木は「俺はあと数時間のち、死ぬ手はずとなっている」と告げる。集められた天貴史(岸谷五朗)ら東西戦で相まみえたメンバー一人ひとりが、赤木と最期の対峙を繰り広げる…。

©福本伸行・竹書房/「天 赤木しげる葬式編」製作委員会 ©福本伸行・竹書房/「天 赤木しげる葬式編」製作委員会