宮﨑あおい「自分がビノシュになったかのよう」、是枝裕和監督「監督としてこんなに嬉しいことはない」吹替版公開&キャスト決定!『真実』

昨年のカンヌ国際映画祭で日本映画21年ぶりの快挙となるパルムドール(最高賞)を受賞し、興行収入46億円を記録した大ヒット作『万引き家族』の是枝裕和監督の長編14作目となる最新作にして初の国際共同製作映画『真実』が、10月11日より公開される。このほど、本作の日本語吹替版が、字幕版と同日の10月11日より公開されることが決定し、併せて、日本語吹替版キャストとして、宮本信子、宮﨑あおい、佐々木みゆが出演することが発表された。

国民的大女優ファビエンヌが「真実」というタイトルの自伝本を発表したことから、次第に母と娘の間に隠された、愛憎渦巻く“真実”が炙り出されていく本作。

日本語吹替版キャストとして、カトリーヌ・ドヌーヴ演じる、国民的大女優ファビエンヌ役に宮本信子、ファビエンヌの娘で脚本家、ジュリエット・ビノシュが演じるリュミール役に宮﨑あおい、リュミールの娘シャルロット役に『万引き家族』でも注目を浴びた子役、佐々木みゆが扮する。

▼スタッフ&日本語吹替版キャスト コメント

■是枝裕和監督
宮本さんの凛とした声と、背筋のピンとした佇まいは、まさにカトリーヌさんにぴったり重なると思いましたし、宮﨑さんは声のお仕事もご一緒させて頂いたことがあるのですが、その繊細な表現力はもう、唯一無二だと思ってましたので、ビノシュさんとの年齢差は気になりませんでした。ダメ元で僕から提案したお二人が、お二人とも、思いがけずお引き受け頂けて、監督としてこんなに嬉しいことはありません。もう一つの『真実』に出会うのを僕自身楽しみにしています。

■宮本信子(ファビエンヌ役)
洋画の吹替は初めての事なので、出来るかどうかとても不安で正直悩みました。でも是枝監督からお声掛け頂いたのですから、受けて立たなくては宮本信子はダメだわ!と思いまして。「どうなるか分かりませんが、一生懸命やらせていただきます」とお伝えさせていただきました。真実は一つではないですし、それを「一つであるべきだ」ではなく、色んな風に見られるんだよと言ってくれるような作品だと思います。

■宮﨑あおい(リュミール役)
初めてのことに、何をどうしたら良いのか不安いっぱいでスタジオに入ったのですが、始まってみたらとても楽しく…。自分がジュリエット・ビノシュになったかのような幸せな錯覚を味わいながらの贅沢な時間でした。また新しい形で是枝監督の作品に関わらせていただけたこともとても嬉しかったです。

■佐々木みゆ(シャルロット役)
吹替のお仕事をするのは私のあこがれだったので、是枝監督からお話をもらったときはとてもうれしくて不思議だなーと思いました。初めてなので、さいしょはちゃんとできるかな?と心配だったけど、シャルロットちゃんの役ができるチャンスは一回しかないからぜったいやります!と言いました。夢がかなって、今もとても幸せな気持ちです。シャルロットちゃんは明るくて元気な女の子なので、吹替のときもたくさん笑って楽しかったです。

『真実』
10月11日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
監督・脚本・編集:是枝裕和
撮影:エリック・ゴーティエ
出演:カトリーヌ・ドヌーヴ ジュリエット・ビノシュ イーサン・ホーク クレマンティーヌ・グルニエ リュディヴィーヌ・サニエ
日本語吹替版キャスト:宮本信子 宮﨑あおい 佐々木みゆ
配給:ギャガ

【ストーリー】 国民的大女優ファビエンヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)が自伝本「真実」を出版。アメリカで脚本家として活躍する娘のリュミール(ジュリエット・ビノシュ)、テレビ俳優の娘婿ハンク(イーサン・ホーク)、ふたりの娘のシャルロット(クレマンティーヌ・グルニエ)、ファビエンヌの現在のパートナーと元夫、そして長年の秘書…お祝いと称して、集まった家族の気がかりはただ一つ。「一体彼女はなにを綴ったのか?」そしてこの自伝は、次第に母と娘の間に隠された、愛憎渦巻く“真実”をも露わにしていき…。

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