「64 ロクヨン」、「クライマーズ・ハイ」などで知られる作家・横山秀夫による犯罪ミステリーを、主演に山崎まさよしを迎え、『花戦さ』の篠原哲雄監督が映画化した『影踏み』が11月15日より公開される。このほど、山崎まさよしが所属するオフィスオーガスタ主催の毎年恒例の音楽イベント、Augusta Camp 2019が、9月15日に富士急ハイランド コニファーフォレストで開催され、山崎まさよしらに加え、サプライズゲストとして本作に出演する北村匠海が登場した。
オフィスオーガスタの所属アーティストたちが豪華なパフォーマンスを披露する中、21回目の開催となる今年のトリを飾ったのは、本作の主演でもある山崎まさよし。日が落ち始め、富士の自然の中で幻想的に照らされたステージに山崎まさよしは登場した。山崎が登場すると、会場は時に手拍子を打ち、合唱をするなど会場が一体となり大盛り上がり。そしてステージ終盤、山崎まさよしが「ゲストを呼びたいと思います!映画『影踏み』で共演しました…北村匠海!」といいステージに呼び込んだのは、本作で山崎の弟を演じた北村匠海。サプライズゲストである北村の登場に、場内は驚きと喜びに溢れた大歓声が沸き起こり、会場のボルテージは最高潮に。ステージに現れた北村匠海は「やっと出れましたね」とサプライズでの登場のため、誰にも見つからないように一日を過ごしていたことを明かすと、山崎は「もうずーっと狭い箱に閉じ込められてたもんね」と笑いながら答えた。また「結構緊張してます」と緊張を隠せずにいる北村に対し、山崎は「大丈夫、大丈夫」と優しく励ますなど、劇中で演じあった兄弟さながらの息のあった掛け合いに、会場はさらに盛り上がり温かい空気に。そして本作の主題歌であり、山崎まさよし書き下ろしの新曲「影踏み」を兄弟役の二人で歌うというスペシャルバージョンで披露。ミュージシャンとして活躍する山崎と北村はシリアスで重厚なサウンドに載せて美しいハーモニーを響かせ、こちらも息の合った歌声で会場中を魅了すると、本作の共演がなければ実現しえなかったスペシャルなコラボを噛みしめるような、大きな拍手が会場中に響き渡った。
山崎まさよしと北村匠海のコラボと、本作主題歌「影踏み」の初披露で本イベント一番の熱狂が巻き起こり、映画『影踏み』での共演をきっかけに実現した奇跡のステージは大盛況のうちに終了した。
『影踏み』
11月15日(金)全国ロードショー
11月8日(金)群馬県先行公開
監督:篠原哲雄
原作:横山秀夫「影踏み」(祥伝社文庫)
脚本:菅野友恵
音楽:山崎将義
主題歌:山崎まさよし「影踏み」(EMI Records)
出演:山崎まさよし 尾野真千子 北村匠海 中村ゆり 竹原ピストル 中尾明慶 藤野涼子 下條アトム 根岸季衣 大石吾朗 高田里穂 真田麻垂美 田中要次 滝藤賢一 鶴見辰吾 大竹しのぶ
配給:東京テアトル
【ストーリー】 単なる「空き巣」ではなく、深夜に人の居る住宅に侵入し盗みを働く、通称「ノビ師」と言われる泥棒。寝静まった民家を狙い“現金”を盗み出す忍び込みのプロで、その中でも真壁修一(山崎まさよし)は一線を画すスゴ腕のノビ師。証拠も残さず決して口を割らない、その高く強固な壁を思わすしたたかさから、いつしか警察からは「ノビカベ」とあだ名された。ある夜、修一は侵入した稲村邸の寝室で、夫の寝ている側に火を放とうとする妻・葉子(中村ゆり)の姿を目撃する。咄嗟の行動で放火現場を止めに入ったが、その直後、修一は逮捕される。2年後、刑期を終えた修一を迎えてくれたのは弟・啓二(北村匠海)、そして恋人の久子(尾野真千子)だけ。ただ、修一の頭にはこの2年ずっと気がかりなことがあった。何故、あの日の侵入がバレていたのか?何故、自分だけが逮捕されたのか?そして、あの時夫を殺害しようとしていた妻・葉子の行方は…。
©2019 「影踏み」製作委員会