小栗旬、沢尻エリカとのキスシーンで胸触れず「役者失格、恥ずかしくて…」

天才作家・太宰治による日本文学史上最高の傑作の誕生秘話を、主演に小栗旬を迎え、蜷川実花監督が映画化する『人間失格 太宰治と3人の女たち』が、9月13日より公開中。このほど、9月14日に丸の内ピカデリー1にて公開記念舞台挨拶が行われ、キャストの小栗旬、沢尻エリカ、二階堂ふみ、千葉雄大、蜷川実花監督が登壇した。

現場でのヤバすぎる実話をテーマにトークがスタート。空き時間にトランプをしていたという小栗は「千葉くんはとてつもなく大貧民が強い」ことを明かし、「ちょっと嫌いになりました」と苦笑い。千葉が小さな声で「すいません(笑)」と恐縮する中、MCから「いつも大富豪だったんですね?」と振られた千葉は「そうですね、こうみえて(笑)。それぐらいしか小栗さんに勝てることはないです」と先輩を立てていた。

トランプの話を続ける小栗は「エリカちゃんは、とてつもなく負けず嫌いだから熱くなる」ことを暴露。二階堂とスピードで勝負したという沢尻は「すごい白熱した(笑)。ゲームになると負けず嫌いになる。人格が変わります(笑)」と思い返すと、二階堂は「エリカさんから出てくるカードが飛んでくるんです。『あ、殺られる』と思う瞬間が何度かありました」と、白熱のトランプ勝負を振り返った。

小栗との最初のシーンがキスシーンだったという沢尻。「小栗さんは慣れていらっしゃるのかなと思ったら、全然(触って)こないんですよ。どうやら、こういうシーンをやったことがないと。すごい意外で(笑)。もっと来いよ!(笑)」と思っていたと告白した。これに対して赤面する小栗は「あの初日だけは、役者失格だと思いました…」と反省しきり。蜷川監督に「もっと胸を触って!」と言われたそうだが、「恥ずかしくて…あれは本当に反省してます(笑)」とタジタジになっていた。

『人間失格 太宰治と3人の女たち』
9月13日(金)より全国公開中
監督:蜷川実花
脚本:早船歌江子
音楽:三宅純
主題歌:東京スカパラダイスオーケストラ「カナリヤ鳴く空 feat.チバユウスケ」(cutting edge/JUSTA RECORD)
出演:小栗旬 宮沢りえ 沢尻エリカ 二階堂ふみ 成田凌 千葉雄大 瀬戸康史 高良健吾 藤原竜也
配給:松竹 アスミック・エース

【ストーリー】 天才作家、太宰治(小栗旬)。身重の妻・美知子(宮沢りえ)と二人の子どもがいながら恋の噂が絶えず、自殺未遂を繰り返す。その破天荒な生き方で文壇から疎まれているが、ベストセラーを連発して時のスターとなっていた。太宰は、作家志望の静子(沢尻エリカ)の文才に惚れこんで激しく愛し合い、同時に未亡人の富栄(二階堂ふみ)にも救いを求めていく。二人の愛人に子どもがほしいと言われるイカれた日々の中で、それでも夫の才能を信じる美知子に叱咤され、遂に自分にしか書けない「人間に失格した男」の物語に取りかかるのだが…。

© 2019 『人間失格』製作委員会