“デロリアン”を開発した男のド派手で破天荒な半生『ジョン・デロリアン』予告編&ポスタービジュアル

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』三部作で使われ、爆発的に有名になった車“デロリアン(DMC-12)”の開発の裏側を描いた映画『ジョン・デロリアン』が、12月7日より公開される。このほど、本作の予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

近未来的なオールステンレススチール・ボディに象徴的なガルウィングドアを搭載した革新的な車“デロリアン”。しかし日本では、その車を作ったジョン・デロリアンの名はあまり知られていない。本作は、会社倒産の危機を救うためコロンビアの犯罪組織との麻薬取引まで手を出した、ジョン・デロリアンの人生の中で最も激動だった時期をフィーチャーして描いた彼の初めての伝記的映画。

伝説の車“デロリアン”のどアップが映し出された次の瞬間、象徴的なガルウィングドアが開かれる、カーマニア垂涎のシーンから始まる予告編。80年代初頭のド派手はセレブカルチャーと共に描かれるのは、ジョン(リー・ペイス)が、“デロリアン”開発のお披露目パーティーで夢を語り、夢中でデッサンにペンを走らせる姿。まさに人生を車にかけた一人の男の情熱が映し出される一方、“デロリアン”開発の裏側に隠された一人の男の苦悩と、目的のためには手段を選ばず、犯罪にすら手を染める激動の人生が動き始める様子が。デロリアンの信頼を得ながらも、麻薬取引に巻き込む友人のジム・ホフマン(ジェイソン・サダイキス)や、ホフマンを情報提供者として働かせるFBIのベネディクト(コリー・ストール)、麻薬密売人のモーガン(マイケル・カドリッツ)なども登場し、車、クライム、裁判、友情、FBIといった映画的エンタテインメント要素満載の映像となっている。

ポスタービジュアルには、光り輝くライトを背に、堂々たる風貌で“伝説の車・デロリアン”に腰掛けるジョン・デロリアンの姿が。「この男、詐欺師か天才か―」というコピーと相まって、1980年台初頭を生きた男のド派手で破天荒な人生を予感させる。

『ジョン・デロリアン』
12月7日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
監督:ニック・ハム
出演:リー・ペイス ジェイソン・サダイキス ジュディ・グリア マイケル・カドリッツ
配給:ツイン

【ストーリー】 1977年、南カリフォルニア。パイロットのジム(ジェイソン・サダイキス)は、麻薬密売の現場をFBIに押さえられ、罪を問われない代わりにFBIの情報提供者となる。彼は、引っ越した家の隣に住むのがゼネラルモーターズでポンテアック・GTOの開発に携わったジョン・デロリアン(リー・ペイス)だと知り驚く。美しい妻子とともに素晴らしい家に住み、夢のために自らの会社を立ち上げ、革新的な車“デロリアン”を開発しているジョンの完璧な人生に憧れるジム。しかしジョンの会社は新車開発で様々なトラブルが発生し、彼は資金繰りに窮していることを知ったジムは、友人となったジョンをFBIに麻薬密売の罪で売り渡す計画を立てるのだった…。

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