出会った途端にプロポーズする詐欺師!「愛なき森で叫べ」特報映像&ティザーキーアート

『愛のむきだし』、『ヒミズ』、『冷たい熱帯魚』、『恋の罪』など、日本を代表する鬼才・園子温が監督・脚本を務めるNetflixオリジナルシリーズ「愛なき森で叫べ」の配信日が10月11日に決定し、特報映像とティザーキーアートがお披露目となった。併せて、本作がシッチェス・カタロニア国際映画祭2019 ニュー・ビジョンズ部門に正式出品されることが発表された。

本作は、園監督がある猟奇的殺人事件にインスパイアを受け、人間社会へ深く切り込み、その本質と人間の深淵を描くサスペンス・スリラー。1995年、上京したばかりのシンは、ジェイとフカミに声をかけられ彼らの自主映画制作に参加し、ジェイたちの知人である妙子と美津子に出演を依頼する。彼女たちは高校時代、クラスメイトが交通事故で急逝するという事件から未だ逃れられずにいた。美津子に村田から電話がかかってきたのは、世間が銃による連続殺人事件に震撼していたころ。村田は美津子を呼び出し、巧みな話術とオーバーな愛情表現で彼女の心を奪っていく。だが、村田は冷酷な天性の詐欺師だった。自身の姉も村田に騙されていた妙子によって彼の本性を知ったシンたちは、村田を主人公にした映画を撮り始める。やがて村田は、美津子の父や母をも巻き込み、事態は思わぬ方向へ転がり始める。

特報映像は、とある女子校の卒業アルバムを元に、結婚詐欺の標的を探す村田(椎名桔平)が美津子(鎌滝えり)と繋がる場面から始まる。真っ赤なスポーツカーに真っ白なスーツで現れ、出会った途端にプロポーズをするという怪しさ満点の村田。普通ならば絶対に騙されないであろうシチュエーションだが、奇想天外な嘘ほど人は信じてしまうのか。美津子はこの後、村田に心も体も支配されていく。

ティザーキーアートは、血糊が飛び散る撮影現場を切り取ったもの。果たしてこれは、『愛なき森で叫べ』の撮影シーンなのか、それともシン(満島真之介)たちが撮る村田を主人公にした映画なのか…。虚構と現実が入り混じるデザインとなっている。

Netflixオリジナルシリーズ「愛なき森で叫べ」
10月11日(金) Netflixにて全世界配信
監督・脚本:園子温
出演:椎名桔平 満島真之介 日南響子 鎌滝えり YOUNG DAIS 長谷川大 真飛聖 でんでん

【ストーリー】 舞台は1995年。上京したばかりのシン(満島真之介)は、ジェイ(YOUNG DAIS)とフカミ(長谷川大)に声をかけられ彼らの自主映画制作に参加。ジェイたちの知人である妙子(日南響子)と美津子(鎌滝えり)に出演を依頼する。彼女たちは高校時代、憧れであったクラスメイトが交通事故で急逝するという衝撃的な事件から未だ逃れられずにいた。引きこもりとなっていた美津子に村田(椎名桔平)から電話がかかってきたのは、世間が銃による連続殺人事件に震撼していたころ。村田は「10年前に借りた50円を返したい」という理由で美津子を呼び出し、巧みな話術とオーバーな愛情表現で彼女の心を奪っていく。だが、村田は冷酷な天性の詐欺師だった。自身の姉も村田に騙されていた妙子によって彼の本性を知ったシンたちは、村田を主人公にした映画を撮り始める。やがて村田は、美津子の父・茂(でんでん)や母・アズミ(真飛聖)をも巻き込み、事態は思わぬ方向へ転がり始める。