自ら病に冒されながらも、小さな生命に極限まで向き合う小児外科医・西條命(さいじょうみこと)に斎藤工が扮するドラマスペシャル「最上の命医 2019」の放送日が10月2日に決定し、このほど、新たなキャストとして、田中麗奈、永井大、村田雄浩、泉谷しげる、岸谷五朗の出演が発表された。
命(斎藤工)と共に田舎町の診療所で働く看護師・多岐川菜月役には、テレビ東京のドラマ初出演となる田中麗奈。命に対立する、東房総医療センターの医師・関光一郎役に永井大。命の小児外科医としての力を利用しようとする東房総医療センター院長・中込隆三役に村田雄浩。そして、殺人罪で房総刑務所に服役する受刑者・佐久間耕作役を岸谷五朗が演じる。さらに、連ドラ、2回のスペシャルに続き、斎藤工と共に本シリーズ全作品に出演してきた泉谷しげるも出演。泉谷演じる神道護は、先天的な心臓疾患を抱えて生まれた命を、神業ともいえる手術で救った、命のいのちの恩人。命が医師として目標に掲げる存在として登場する。
■田中麗奈(多岐川菜月役) コメント
Q:「最上の命医」のオファーを受けた時の思い、台本を読んだ感想をお聞かせ下さい。
テレビ東京さんへのドラマは初めての参加となります。お話を頂けてとても嬉しいです。脚本の香坂さんとは、以前サイコパスな外科医を演じた作品でご一緒し、大変エキサイティングな経験をさせて頂きました。再びご一緒させて頂く事に、勝手ながら深くご縁を感じました。脚本を読んで、命を繋ぐという事に対して、それぞれ登場人物の純粋な想いの中、相反する気持ちが生まれ、思いもよらない行動をとってしまう、そして、グサリと胸に刺さり身動きが取れないような空気の中、軽やかに立ち回る西條先生がとても魅力的に描かれていて、きちんと大切な事を視聴者に伝えていきながら 爽やかさが香る、そんな魅力的な印象を受けました。
Q:斎藤工さんと共演された感想。
今回ご一緒して感じたのは、工君の座長としての貫禄でした。スタッフさんや役者陣への心遣いやコミュニケーションの取り方などとても勉強になりました。彼の周りはいつも笑いが絶えないので、カッコいいのに面白い事も言えちゃうなんていいなぁ、と思って。それで監督もやってしまうし、才能に羨ましい限りです。
Q:視聴者の皆様へ、今作の見どころ、メッセージをお願いします。
命を繋ぐ「無限の樹形図」という真っ直ぐなテーマを、長年に渡り視聴者に届けていらっしゃる制作チームの皆様の現場姿を、間近で見る事が出来たのは私にとってとても良い経験でした。この作品を見てどう感じるかは、安心して視聴者の皆さまに委ねられると思います。きっと心が洗われるような作品になってるんじゃないかな。
■永井大(関光一郎役) コメント
Q:オファーを受けた時の気持ち・台本を読んだ感想をお聞かせ下さい。
テレビ東京の大人気シリーズに出演させて頂けると聞いた時は、とても嬉しかったです。最後の最後まで展開が読めない、2時間の中にこんなにも!というくらいトピックが盛り込まれており、この台本が映像になったら、絶対面白くなるだろうなとワクワクしました。
Q:関光一郎という役柄について。
関はある理由から西條先生に対して嫉妬心を抱き、皮肉っぽい言葉を吐き自ら対立していく役どころです。その辺は僕自身、リンクしない部分でもあり、関の感情を理解していこうとする作業は、楽しかったです。西條先生に対してものすごく意識している関と、誰に対してもフラットで優しい西條先生―そんな二人の医師のキャラクターの差が視聴者の皆様に伝わればいいなと思います。
Q:視聴者の皆様へ、今作の見どころ、メッセージをお願いします。
天才外科医と言われている西條先生が、患者さんの命を救うため、何度もやってくる障害に立ち向かい乗り越えていく姿、「生きる」とはどういうことなのかを問いかける、まさに手に汗握る2時間となってます。関と西條先生の関係性にも注目しながら、是非、最後の最後まで、お見逃しなくご覧下さい!
■村田雄浩(中込隆三役) コメント
Q:役を演じる上で心がけたことはございますか?
今まで比較的人の良い役が多かったので、悪だくみをするような役をいただけるのは、役者としての幅を広げる上でも有り難いです。でも悪いだけの人間というのもいないと思うので、切なさや悲哀が垣間見えるような人物にしたいと思いながら演じさせていただきました。
Q:撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
撮影現場は風通しが良く、和気あいあいとしていて、ディスカッションもスムーズで、物作りに適した正しい現場だと思いました。おそらく主演の斎藤さんやレギュラーシーズンから携わっているスタッフ、キャストの人柄が引き継がれているのだろうと思います。
Q:視聴者の皆様へ、今作の見どころ、メッセージをお願いします。
緊迫感のある人間関係が展開され、何のために生きるのか…それぞれが生きる意味を探しながら物語が紡がれて行きます。きっと…アッという間に終わっちゃうと思います。
■泉谷しげる(神道護役) コメント
Q:連ドラからのキャストで全ての作品に出ているのは、斎藤さんと泉谷さんだけですね。
監督やスタッフもずっとほとんど一緒なんだけど、2011年からだから、もう8年前とは知らずに、そんな経っているんだってびっくりしましたね。斎藤工とも長い付き合いなんだけど、なるべく長くやりたいねっていうのがあったんで、同窓会に集まっているような、そんな感じだよね。でもほんと、出演者が変わっていって、残ったの2人だけだねって(笑)。
Q:今回は田中麗奈さんとも共演されていますが、印象は?
昨年別の作品でも一緒だったんだけど、女優さん女優さんしていなくて、美しさを強調しないというか、何気なくしている美しさ、あれがいいですよね。私素敵でしょ?みたいな態度を一切とらない。それがやっぱり表現者の一番大事な所だよね。才能をおしつけると鬱陶しいじゃないですか。自然にやれよ、普通にやれ、この野郎!って。このチームの考え方もそうで、あんまり芝居がかったものを嫌がるので。人間の命の問題ですから、非常にどこか冷静で、情熱といえば助けるんだっていうそういう情熱かなと。
Q:視聴者の皆様へ、今作の見どころ、メッセージをお願いします。
最近は特に、意外な人が病気になったりしていて、病気と闘っている人達の励みになるような、命は、スーパードクターかもしれないけど、この位の事はできるようになっているんじゃないかって所にはなんとか皆でもっていきたい。皆さんが抱えている命の不安を救えるような、助かるんだっていう希望を与えたいというか、それが正直な所ですかね。ぜひ沢山の方に見て頂きたい。
■岸谷五朗(佐久間耕作役) コメント
Q:オファーを受けた時の気持ちをお聞かせ下さい。
準備稿のたたきの段階から魅力的なお話だったんですが、そこからのブラッシュアップの仕方がすごくて、完成台本になった時に本当に隙の無い本になっていて、材料は医療なんですが、サスペンスがあり、事件物の要素もあり、全ての要素がめまぐるしく入っていて、そこに人間同士の登場人物の感情が沢山入り乱れていて、素晴らしいエンターテインメント作品の台本だなと思いました。
Q:斎藤工さんと共演された感想。
主役を背負うって、芝居はもちろん、それ以外のこともすごく大事で、スタッフのことも一生懸命フォローしながら、もちろん共演者の僕にもすごい気をつかってくれて、全部に目がいく「最上の命医」の主役として素晴らしいなと思いました。
Q:視聴者の皆様へ、今作の見どころ、メッセージをお願いします。
ハラハラドキドキする内容があり、心温まる部分があり、色々な要素が詰まった2時間ドラマだと思います。久々に見ごたえのあるドラマだと思うので、ぜひ見て頂きたいなと思います。
ドラマスペシャル「最上の命医 2019」
10月2日(水)夜9時~11時09分 テレビ東京系にて放送
監督:麻生学
原作:入江謙三 橋口たかし「最上の命医」「最上の明医 ~ザ・キング・オブ・ニート~」(小学館・週刊少年サンデーコミックス)
脚本:香坂隆史
音楽:遠藤浩二
出演:斎藤工 田中麗奈 永井大 村田雄浩 泉谷しげる 岸谷五朗
【ストーリー】 小児外科医の西條命(斎藤工)は、看護師の多岐川菜月(田中麗奈)と共に房総の田舎町の診療所で臨時医師として働いていた。チョークをかじる異食行動の女児・中園柚をケアする一方、手術不可能と診断された男児をオペで救うため、東房総医療センターの中込隆三院長(村田雄浩)の協力要請を受けていた。そんな中、房総刑務所に服役していた佐久間耕作(岸谷五朗)が脱獄したというニュースが世間を騒がす。そして柚が突然姿を消してしまい…。
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