累計300万部(電子書籍含む)を超える、あずみきしによる大ベストセラー漫画を、主演に松岡昌宏を迎えて映像化するドラマ「死役所」が、10月よりテレビ東京にて放送されることが決定した。
主人公・シ村は、様々な理由で亡くなった者たちの行き先を決める手続きをする、あの世の市役所ならぬ“死役所”で働く職員。次から次へと現れる死者に「お客様は仏様です」と慇懃無礼な態度で対応し、訪れる死者は“死”を受け入れた者から、現実を理解しないまま現れる者まで様々。果たして彼らはどう生き、どう死んだのか?壮絶な生前の姿が死者の申請書から次々とあぶり出されていく。
待望の初映像化となる本作の主演を務めるのは松岡昌宏。ミステリアスで強烈な魅力を持つ闇の深い主人公・シ村を演じる。テレビ東京では、現在、トークロケバラエティ「二軒目どうする?~ツマミのハナシ~」にレギュラー出演、ドラマは2015年1月に放送された「大江戸捜査網2015~隠密同心、悪を斬る!」以来の出演となり、ドラマでは初主演となる。
監督は、ドラマ「探偵が早すぎる」、「電影少女2019」、「わたし旦那をシェアしてた」などを演出し、2018年には『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』で長編映画デビューを果たした湯浅弘章。このほか、「夜行観覧車」、「大恋愛~僕を忘れる君と」などで演出を務めた気鋭のドラマ監督・棚澤孝義、映画祭での受賞が話題を呼び、「恋のツキ」、「御曹司ボーイズ」などを演出した若手実力派の映画監督・酒井麻衣、弱冠21歳ながらドラマ・映画・PVなど多方面で活躍を続ける若手注目度ナンバーワンの映画監督・松本花奈らが参加。脚本は、Hulu配信ドラマ「ミス・シャーロック/Miss Sherlock」を手掛けた政池洋佑が担当する。
■松岡昌宏(シ村(市村正道)役) コメント
Q:「死役所」主演の話を聞いた時の気持ちをお聞かせください。
原作を読ませていただいて非常に興味深い作品であったというのと、周りが全員「死役所」を読んでいたというのがあり、「どういう表現をしたらおもしろくなるかな?」というアイデアが自分の中で何個か浮かびました。「どのパターンで行こうか?」というのを考えられる楽しみがあるドラマだなと思い、「演者にとってやりがいのあるお仕事なのでぜひ!」という形で受けさせていただきました。
Q:主人公、「シ村」の印象をお聞かせください。
亡くなった方特有というのか、血が通っていないという部分が非常にミステリアスです。そこに魅力があるなという。今まで意外と血が通った、熱血漢な役が多かったので、ある種新しい境地ではあるのかなと思っています。まあ「女装」という新しいパターンもありましたが(笑)。主人公「シ村」という役を年齢を重ねた今いただいてよかったなと思います。原作を読ませていただいて、「今より若い時期に頂いていたらリアリティがなかったのでは?」と思いました。40代ぐらいが一番この「シ村」という役に合っているのかなという気がしています。
Q:「大江戸捜査網 2015」以来のテレビ東京ドラマへの出演ですが、深夜ドラマ主演への意気込みをお聞かせください。
僕が言うのも変な話ですが「なんかおもしろい」。新しいジャンルを今一番おもしろく攻めているなぁと思っています。「普通できないだろ!」ということを攻めて、いろんなものを作って、ブームを起こしている。元々僕もTOKIOで同じようなことを思って活動してきたので、いいチャンスを頂けて良かったと思っています。
Q:クランクイン前ということで、これから現場で楽しみにされていることはありますか?
まずはいいチームを作りたい。いつも言っているんですが「現場のチーム感」は作品に出ますから。座長として、演者として緊張感はきちんと持ちながらも、その上で楽しい現場であれば、今回もいい作品ができると思います。どちらかと言うと今回の作品は少し客観視してやった方がいい作品になるだろうと思うので、変に力を入れることなくやりたいなと思っています。
Q:メッセージ性の強い作品だと思いますが、視聴者の方に一言お願いします。
「お客様は仏様です」。僕は原作で軸となるシ村のこのセリフを相当練習しました。もう20パターンぐらいやって、やっと「これでいこう!」という自分の中でしっくりくる言い方を見つけました。この言葉は、キャッチコピーであり、サブタイトル。漫画の原作タイトルである「死役所」というのが中心にあり、例えばドラマタイトルとして「死役所~お客様は仏様です~」とつくような。それぐらい大事な言葉です。ぜひ仏の目で見てやってほしいと思います。優しい気持ちでご覧ください。
■あずみきし(原作) コメント
実写化なんて初めての経験で、小心者の作者は心からビビっています。しかしいざ話が来ると好奇心が勝るものですね。自分の生み出したキャラが三次元の世界で動いたり笑ったり嫌味を言ったりするのかと思うとワクワクが止まりません。いや、そうは言ってもビビってるんですけどね。未だガラケーを使用する作者は、未だガラケーの松岡さんに以前から勝手に親しみを感じておりました。ガラケーも使えないであろうシ村さんとうまくやってくださると信じています。テレ東さん×松岡さんの方程式、ビビりながらも楽しみにしています。原作読者の皆様、一緒にビビりながら待ちましょう!
「死役所」
10月よりテレビ東京ほかにて放送スタート 毎週水曜日 深夜0時12分~放送
監督:湯浅弘章 棚澤孝義 酒井麻衣 松本花奈 蔵方政俊
脚本:政池洋佑 三浦希紗 烏丸棗
原作:あずみきし「死役所」(新潮社バンチコミックス刊)
出演:松岡昌宏
【ストーリー】 この世を去った者たちが最初に訪れるのは、あの世の市役所ならぬ「死役所」。ここは、自殺、他殺、病死、事故死など様々な理由で亡くなった者たちの行き先を決める手続きをする場所だ。死役所「総合案内」で働く職員、シ村(松岡昌宏)は、次から次へと現れる死者に「お客様は仏様です」と慇懃無礼な態度で対応する。訪れる死者は「死」を受け入れた者から、現実を理解しないまま現れる者まで様々。果たして彼らはどう生き、どう死んだのか?壮絶な生前の姿が死者の申請書から次々とあぶり出されていく。罪無き者は、天国へ。罪深き者は、地獄へ。あるいは…。シ村を取りまく職員たちも一筋縄ではいかない癖のある者たちばかり…。実は死役所の職員たちもまた隠された秘密があった。彼らはなぜ死後、この場所で働くことになったのか?そしてシ村の秘められた過去とは…?魂えぐる死者との対話がここにある。
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