田中真弓、アフレコ秘話を披露!「千葉繁さん(バギー役)のアドリブがすごい!みんな肩を震わせて笑っていた」

「週刊少年ジャンプ」での連載開始から22年を迎える、尾田栄一郎による大人気コミックス「ONE PIECE」のアニメ放送20周年記念作品となる劇場版シリーズ最新作、劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』(読み:ワンピース スタンピード)が、8月9日より公開中。このほど、8月18日に新宿バルト9にて本作の大ヒット御礼舞台挨拶が行われ、モンキー・D・ルフィ役の田中真弓、バギー役の千葉繁、ボア・ハンコック役の三石琴乃、そして大塚隆史監督が登壇した。

冒頭の挨拶では、田中の「海賊王におれはなる!」、千葉の「誰が赤っ鼻だコラァ!」と、キャラクターのセリフを披露し、会場からは大歓声が。さらに三石の「わらわが何をしようとも許される。なぜならわらわがー?」という問いかけに観客からの「美しいから!」というコールアンドレスポンスも行われ、観客の熱量も一気に上昇した。

質問コーナーでは、本作が打ち立てた新たな記録を発表。本作が、2019年の公開作品中No.1の初日観客動員数を記録し、週末興行(8月10日~8月11日)動員・収入ともに1位を獲得したことはすでに発表されていたが、なんと、8月17日までの興行で、観客動員数231万人、興行収入30.5億円を突破したことが伝えられた。公開9日間で興行収入30億円突破は、2000年以降の東映歴代最高興行収68.7億円を記録した『ONE PIECE FILM Z』(2012)の公開10日間での突破を超える、東映史上最速記録(2000年以降)となる。本記録を伝えられると、キャストは「嬉しいです!でも記録がすごすぎてよくわかりませんね!(笑)」と大盛り上がり。千葉は「30億円ってタバコがいくつ買えるんですか!?」と独特の表現で感動を表現し、笑いを誘った。

バギーもハンコックも劇場版ワンピースの長編への出演は初めて。トークにて、千葉は「あれ?バギーって映画出てなかったっけ?毎回画面の右端あたりに出ていたでしょ?(笑)いつもルフィのことが心配で袖から見てたよ。バギーはアニメの登場シーン自体は結構期間が空いていたりするんですけど、そんなに空いた気がしない。アフレコが始まるとすぐにいつものバギーに戻れる。バギーくんの一番のファンは僕だと思う。気力の続く限りはしゃぎまわりたいですね。バギーそのものが、ものすごく大切な存在になっています」、三石は「劇場版ワンピースへの出演は初めてだったので、出演を聞いた時はとても嬉しかったです。アフレコも終始楽しかったです!ハンコックは全部の行動原理がルフィのために!となっているので、今作では全力のハンコックのアクションが初めて見ることができるし、ルフィに恋をしている乙女なハンコックも見ることができるので、何度でも見て欲しいです」と語った。

田中は「とにかく千葉さんのアドリブがすごすぎる!どこからセリフでどこからアドリブなのかわからない!今回のアフレコでも、音出しちゃいけないから、みんな肩を震わせながら笑っていましたよ!」とアフレコ秘話まで披露。監督からは、「千葉さんのアドリブを受けて絵を変えたシーンもあります」と制作の様子も語られた。

さらに、8月末に全国5都市(東京・大阪・名古屋・北海道・福岡)での応援上映の決定が発表され、観客にどういう風に楽しんでいただきたいか聞かれると、田中は「ハンコックとバギーの掛け合いシーンをぜひみんなでやってほしいです。あとは初代主題歌の『ウィーアー!』がすごくいいところで流れてくるので、皆さんで一緒に歌ってほしいです」と言いながら、なんと「ウィーアー!」を歌唱するという嬉しいサプライズが。千葉は「ラストシーンのルフィとボスの戦いはすごく迫力があるシーンになっているので、ぜひとも全力でルフィを応援してほしいです」、三石は「たくさんのキャラクターが登場するので、キャラクターたちの技名をみんなで言っても盛り上がれるし、もちろんハンコックの登場の時の『なぜならわらわが美しいから!』はぜひ皆さんご唱和いただきたいです」と本作の魅力とともに語った。

最後に、観客へのメッセージとして、大塚監督は「スタッフ一同ONE PIECEが大好きな人たちに向けて一生懸命作りました。昨日で30億突破しましたが、目標は大きく!100億目指して行きたいので、皆さん何度でも楽しんでください!」、三石は「映画初登場で、ハンコックと一緒に、初恋をしている乙女のような気持ちになり、演じていて本当に楽しくて、嬉しかったです。ルフィへの気持ちを込めて演じましたので、何度でも見ていただきたいです」、千葉は「盆と正月しか出てこないバギーですが(笑)。皆さん方の熱気や応援が、私たちのエネルギーになりますので、今後ともONE PIECEの応援よろしくお願いいたします」、田中は「アニメONE PIECEは20年続いていますが、まだまだ旅の途中です。今回かつての敵だったバギーとも共闘しましたが、これから先もかつての敵が味方になってくれるかもわからない。まだまだ楽しみな展開がたくさん待っていると思いますので、これからも応援よろしくお願いいたします!」と作品やキャラクターへの愛を語り、本舞台挨拶は熱狂に包まれつつ幕を閉じた。

劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』
8月9日(金) 全国ロードショー中
監督・脚本:大塚隆史
原作・監修:尾田栄一郎
脚本:冨岡淳広
主題歌:WANIMA「GONG」(unBORDE / ワーナーミュージック・ジャパン)
声の出演:田中真弓 中井和哉 岡村明美 山口勝平 平田広明 大谷育江 山口由里子 矢尾一樹 チョー 磯部勉 ユースケ・サンタマリア 指原莉乃 山里亮太(南海キャンディーズ)
配給:東映

【ストーリー】 海賊の、海賊による、海賊のための、世界一の祭典 海賊万博。「祭り屋」と呼ばれる万博の主催者ブエナ・フェスタからの招待状を手にしたルフィ(声:田中真弓)たち麦わらの一味。導かれるまま会場に着くと、華やかなパビリオンが所狭しと並び、最悪の世代をはじめとする多くの海賊たちも群がり、大きな盛り上がりをみせていた。万博の目玉は「海賊王(ロジャー)の遺した宝探し」。宝を手に入れ名を上げたい海賊たちによるお宝争奪戦の火蓋が切られた!しかし、海賊たちが熱狂する万博の裏では、別名「最悪の戦争仕掛け人」フェスタの凶行が張り巡らされ、海賊たちを一網打尽にしようと海軍までもが動き始めていた―。時代の覇権を左右するお宝争奪戦が熱を帯びる中、突如、元ロジャー海賊団「“鬼”の跡目」と呼ばれた男ダグラス・バレット(声:磯部勉)が乱入。ルフィたちの前に恐るべき脅威となって立ちはだかる!狂乱する海賊と、事態の収束を諮る海軍、さらには王下七武海、革命軍までもが参戦。敵味方入り乱れ類を見ない大乱戦が巻き起こる。お宝争奪戦と海賊万博は予測不能の大混乱へと陥っていく!!

© 尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション ©尾田栄一郎/2019「ワンピース」製作委員会