過酷な条件下のエベレストを舞台に描く、役所広司主演、名プロデューサーのテレンス・チャンのタッグで贈る日中合作映画『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』が、11月より公開される。このほど、ロックバンド・GLAYが日本語吹替版主題歌を手掛けることが発表された。
本作は、標高8848メートル、氷点下50度という過酷な条件下のエベレストを舞台に、圧倒的スケールと映像美で贈るスペクタクル・エンタテインメント。ヒマラヤ地区の平和的局面を脅かす可能性のある機密文書を乗せた一機の飛行機がエベレスト南部に墜落する。インド軍側が派遣した特別捜査官だと自称する二人の男は、ヒマラヤ救助隊“Wings”に、エベレストに登り機密文書を取り戻す手伝いを依頼。Wingsの隊長・ジャンは、そのエベレストガイドの任務を引き受ける。
1994年にメジャーデビューし、今年が25周年のアニバーサリーイヤーにあたるモンスターバンド、GLAY。『大帝の剣』、『草原の椅子』、『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』の楽曲など、彼らが映画主題歌を担当するのは本作で9作目となる。GLAYが書き下ろした本作の日本語吹替版主題歌「氷の翼」は、標高8848メートル、氷点下50度の世界最高峰エベレストを舞台に繰り広げられる激しいアクションと熱い人間ドラマを華麗に彩るロックバラード。印象的なピアノソロで始まるイントロと、そこに重なる高音ボイス。サビではエベレストの銀嶺を飛翔し、舞い上がるようなフレーズで高揚感を最大限に煽る。アクション要素と人間ドラマ、映像美といった本作の魅力と見事に融合している。
■TAKURO(GLAY/主題歌) コメント
この度、日中合作映画『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』のエンディングテーマ「氷の翼」の作詞作曲を担当させていただきましたGLAYのギターのTAKUROです。様々な過去を背負う登場人物達の人生を、エベレストと言う究極の世界を舞台に描くこの作品を下地に「氷の翼」を書き上げました。過酷な運命から目をそらさず受け入れないといけないし、それでも人は自然の一部として生きていかなければならない、と言う事を意識して制作しております。ぜひ映画館に足を運んでいただき、大迫力の映像と共にこの曲を聴いて頂ければ幸いです!
『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』
11月 全国公開
監督・脚本:ユー・フェイ
プロデューサー:テレンス・チャン
音楽:川井憲次
日本語吹替え版主題歌:GLAY「氷の翼」
出演:役所広司 チャン・ジンチュー リン・ボーホン ビクター・ウェブスター ノア・ダンビー グラハム・シールズ ババック・ハーキー プブツニン
配給:アスミック・エース
【ストーリー】 ヒマラヤ地域の平和のため“ヒマラヤ公約”を締結する会議開催前、一機の飛行機がエベレスト南部、通称デスゾーンに墜落。その飛行機には、平和のカギを握る重要機密文書が載せられていた。墜落から3日後、ヒマラヤ救助隊“Wings”に、特別捜査官を自称する二人の男、ヴィクターとマーカスから、多額の報酬と共に機密文書を探す依頼が入る。Wingsは“ヒマラヤの鬼”と呼ばれるジャン(役所広司)隊長中心に、エベレストで遭難した恋人を探し出すために入ったシャオタイズ(チャン・ジンチュー)、若く情熱を持ったヘリパイロット・ハン(リン・ボーホン)らが日々危険なミッションに臨んでいた。またジャンは無謀な行動の多いシャオタイズに亡くした娘の面影を重ねていく。危険なミッションと感じながらも、財政難に悩むWings隊は依頼を引き受ける。残された時間は48時間。酸素ボンベ残量も限られる中、死に至る場所・デスゾーンに向けて決死の登頂を始める。刻一刻と時間は過ぎ、様々な思いと世界規模の陰謀が絡まる中、世界最高峰の頂には、予想もつかない事態が待ち受けていた…。
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