昨年のカンヌ国際映画祭で日本映画21年ぶりの快挙となるパルムドール（最高賞）を受賞し、興行収入46億円を記録した大ヒット作『万引き家族』の是枝裕和監督の長編14作目となる最新作にして初の国際共同製作映画『La Vérité』（原題）が、邦題『真実』として、10月11日より公開されることが決定した。併せて、撮影現場の様子を収めたメイキング写真がお披露目となった。

photo L. Champoussin (c) 3B-Bunbuku-Mi Movies-FR3

本作は、国民的大女優が自伝本「真実」を出版したことをきっかけに明らかになる、母と娘のある“真実”を巡る物語。是枝監督の元には世界トップレベルの俳優陣が集結し、撮影は全編フランスにて行われた。主演は映画界の至宝といわれる『シェルブールの雨傘』のカトリーヌ・ドヌーヴが務め、自身のイメージとも重なるような“国民的大女優”のファビエンヌ役を演じる。彼女の娘リュミール役には『ポンヌフの恋人』のジュリエット・ビノシュ、娘婿ハンク役をアカデミー賞助演男優賞にもノミネートされた『6才のボクが、大人になるまで。』のイーサン・ホークが務め、錚々たるキャスト陣が揃った。

『真実』
10月11日（金）よりＴＯＨＯシネマズ 日比谷ほか全国公開
監督・脚本・編集：是枝裕和　
撮影：エリック・ゴーテｨエ
出演：カトリーヌ・ドヌーヴ　ジュリエット・ビノシュ　イーサン・ホーク　リュディヴィーヌ・サニエ
配給：ギャガ

【ストーリー】　国民的大女優ファビエンヌ（カトリーヌ・ドヌーヴ）が自伝本「真実」を出版。アメリカで脚本家として活躍する娘のリュミール（ジュリエット・ビノシュ）、テレビ俳優の娘婿ハンク（イーサン・ホーク）、ふたりの娘のシャルロット、ファビエンヌの現在のパートナーと元夫、そして長年の秘書…お祝いと称して、集まった家族の気がかりはただ一つ。「一体彼女はなにを綴ったのか？」そしてこの自伝は、次第に母と娘の間に隠された、愛憎渦巻く“真実”をも露わにしていき…。

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