『ウォーターボーイズ』、『スウィングガールズ』で瑞々しい青春を、また『ハッピーフライト』では航空会社で働く人々をコミカルに描き、大ヒットを記録した矢口史靖監督が、三吉彩花主演で贈る最新作『ダンスウィズミー』が8月16日に公開。このほど、5月29日にワーナー・ブラザース内幸町試写室で行なわれたトークイベントに、キャストの三吉彩花、やしろ優、chayが登壇した。
催眠術によって音楽を聞くと“歌わずに踊らずにはいられないカラダ”になってしまう鈴木静香役の三吉は、オーディションでのエピソードについて「場所がカラオケボックスのパーティルームだった」ことにまず驚いたという。歌もダンスも経験はあったそうだが、「得意というわけではなかったので、オーディションでの手応えは1ミリも感じておらず、監督のリアクションにも」手応えはなかったというが、見事主演を勝ち取り、「やっと皆さんに観ていただけて、ほっとしています」と笑顔を見せた。
催眠術師のサクラとして舞台上で催眠術に掛かったフリをする斎藤千絵役のやしろ。ダンスをしたことはなかったというやしろは、オーディションで「普段やらせていただいている倖田來未さんの『キューティーハニー』を全力で踊った」そうで、「(サビの)『ハニーフラッシュ!』のところで監督を見たら、ドン引きで(笑)」と、噛み合わない様子に不合格を予想していたが、見事合格したことを明かした。
「今までで、一番大変な作品だった」という三吉は、クランクインの2ヶ月前からレッスンを始めたそうで「どこまでやりきれるのかという不安も大きかったし、主演というプレッシャーと、矢口監督ファンの期待値がすべてプレッシャーに変わって…。何度も体調を崩し、何回も泣いて、何回も練習行きたくない」と思ったそうだが、最後までやりきって「頑張って良かった」と晴れやかな表情を見せた。
矢口監督の演出について聞かれると三吉は「矢口組はどのスタッフさんもイライラしたり怒る方がいない」穏やかな現場であるとコメント。静香と千絵が新潟で偶然出会う謎のストリートミュージシャン・山本洋子役のchayは、本作がデビュー作ということで「映画といえば、灰皿飛んでくる」と思っていたそうだが、「監督から『自由にやって』と言われて。監督が絵コンテを書いてきてくれて、すごく分かりやすかった」と、矢口組を絶賛していた。
『ダンスウィズミー』
8月16日(金) 全国ロードショー
監督・原作・脚本:矢口史靖
出演:三吉彩花 やしろ優 chay 三浦貴大 ムロツヨシ 宝田明
配給:ワーナー・ブラザース映画
【ストーリー】 OL静香(三吉彩花)が何よりニガテなのはミュージカル。しかしある日突然、催眠術をかけられ、音楽を聞くと所構わず歌い踊りだしカラダが止まらなくなってしまう。携帯の着信音、駅の発車メロディ、テレビや街中で流れるどんな音楽でも、踊りたくないのに自分の意に反して勝手に歌い踊りだしてしまう…!仕事もお金も失いながら、催眠術を解くために催眠術師を探して日本中を駆け巡るが…。ひとクセもふたクセもある人々との出会いが巻き起こす予想外の展開に爆笑!果たして静香は無事に元のカラダに戻れるのか―?観れば、あなたの心もカラダも踊りだす♪今夏、最高に笑える、ハッピーミュージカルコメディが誕生。あなたも魔法にかかる!
(C)2019 映画「ダンスウィズミー」製作委員会