永瀬廉&神宮寺勇太、関西弁で挨拶!清原翔にはレクチャーも!『うちの執事が言うことには』大阪舞台挨拶レポート

高里椎奈による極上のミステリー小説が待望の実写映画化、King & Princeの永瀬廉が初主演を務め、清原翔、King & Princeの神宮寺勇太の共演で贈る『うちの執事が言うことには』が、5月17日より公開中。このほど、5月19日に大阪・梅田ブルク7にて舞台挨拶が行われ、キャストの永瀬廉、清原翔、神宮寺勇太、久万真路監督が登壇した。

本編上映終了後の場内に3人が姿を現すと、待ちわびた観客から一斉に割れんばかりの拍手と悲鳴のような歓声が沸き起こった。MCから、できれば関西弁で…と振られつつ挨拶を促されると、永瀬は、「おはようございまーす!今日はしんどいこと忘れて、バリ良い思い出作っていきましょう!」と元気よく挨拶。一方、清原が「使い方が分からなかったから」と標準語で挨拶すると、「なに?機嫌悪いん?(笑)」と永瀬が清原をいじる場面も。二人の仲の良さがうかがえた。

本作の物語の鍵を握る赤目役を演じた神宮寺は、上映後の観客に向かって「もう見てくれたんですよね?ご覧になった後だと僕を見る目が少し変わっている方もいらっしゃると思いますが、そういうふうに思ってもらえることがうれしいです。せやかて(笑)」と、挨拶の語尾に、撮影現場で流行っていたという関西弁「せやかて」を無理やり付けて挨拶。そんな、神宮寺の正しくない“せやかて”の使い方を見た永瀬は、さきほど関西弁を使わずに挨拶した清原に「神(じん=神宮寺)がさっき言っていた“せやかて”の正しい使い方を」と、“せやかて”の正しい使い方をレクチャー。それを受けた清原は改めて、「今日は朝早いですけど、“せやかて”、みんな楽しんでいきましょう!」と挨拶し、関西らしいユーモア溢れる雰囲気で舞台挨拶はスタートした。

地元・大阪に初主演作を引っ提げての凱旋となったことについて、永瀬は、「地元の友人達も観てくれているみたいで、照れくささもありますけど、大阪でやることにすごい喜びを感じています!」と感無量な様子。清原は、昨日の東京での舞台挨拶を振り返りつつ、「朝早くからこんなにたくさんの方に観て頂いて、(昨日の東京での舞台挨拶を)全国で中継もしていただいて、僕が想像しきれない範囲で色々な方に観ていただけているな、とすごく嬉しいです」とコメント。神宮寺は、会場に詰めかけた大阪の観客について、客席を見渡しながら、「(ファンの)うちわがちょっと派手なのかな(笑)。大阪って派手な人が多いイメージがあるんですよ。だって(観客が持っている)ポスターにすごいラメとか入っているもん(笑)。でもこういうのを作ってくれる…時間を費やしてくれていることが嬉しいですよね」と大阪の空気感を感じていた。

撮影時に苦労したシーンや印象に残っているシーンを聞かれると、永瀬は、自身のクランクインのシーンでもあったという、多くのエキストラが参加したパーティー会場のシーンを挙げ、「僕は人見知りで、エキストラも多くて緊張して、汗も垂れてきて、汗のシーンでNGになったりもして。苦労しましたね」と撮影当時の裏話を明かし、清原は、物語上でも重要なシーンとなる花穎と衣更月が仲たがいするシーンを挙げ、「(そのシーンの撮影時、永瀬と監督と3人で)綿密にお話しをさせていただいたので。監督があのシーンを撮った夜、(達成感で)一人で飲みに行ったと聞いて、嬉しかったですね」と話した。また、大学生でありながら企業家という役柄だったこともあり、普段使わない言い回しが多かったという神宮寺は「わからない言葉はネットで検索してました(笑)」とインターネットが役作りの強い味方になっていたことを振り返った。

本作のメガホンを取った久万監督は、映画初主演を務めた永瀬について、「永瀬君は、(撮影に)入る前に、プライベートでも涙が出ないんですよ、と不安がっていたんですが、ラストシーンを撮った時にボロ泣きしていたので、芝居じゃなく本当に花穎になりきったんだと思った」と座長の現場での様子を語った。それを聞いた永瀬は「すごい褒められた…」と、少し照れながらも喜んでいた。

大阪での凱旋となったことにちなみ、地元である“大阪の味”を聞かれた永瀬は「おでんですね!友達のお好み焼き屋さんのおでんがすごい好きで。そのお店はイケメンはタダにしてくれるので、お金払ったことないんですけど僕は(笑)」と冗談を交えながら意外な回答。一方、清原と神宮寺も、それぞれの地元(清原=湘南出身、神宮寺=千葉出身)の味を聞かれると、清原は「しらすとかかな。生のしらすは苦味が強いんですよ、だから、茹でたしらすですかね」と話し、神宮寺は、「まぐろですね。しかも部位は赤身が好きなんですよね。みなさん中トロとか大トロが好きって言いますけど、ほんとは赤身だよ?」と郷土愛あふれるトークを披露した。

さらに、本作が令和初の映画出演作(神宮寺は本作が映画初出演)であることから、令和に挑戦したいことを聞かれると、永瀬は「僕はバイトですね!バイトして、バイトリーダーにまでのぼりつめたいですよね。シフト決めたいです他の人の」と意外な願望を告白。一方、バイトの経験があるという清原は、「ブルースハープを最近買いまして、THE 虎舞竜の『ロード』のイントロを令和中に(弾けるように)頑張ります。令和中?かかりすぎか(笑)」と少し控えめ(?)な目標を掲げた。神宮寺は「最近、釣りに行くんですよメンバーが。釣りに行こうよって誘ってくれるんです。まぐろ釣ってみたいのよ(笑)」とまぐろ愛溢れる目標を話した。それに対し、永瀬は「まず船舶免許取ろうよ」とアドバイスすると、神宮寺は「OK。じゃあ取りますよ」と令和の挑戦を新たに口にした。

舞台挨拶の終盤には、映画の公開を記念し、スタッフからのサプライズプレゼントが。なんと、直径30cmを超える巨大な特製ジャンボたこ焼きが登場。それを見た登壇者4人は「やば!」「でか!」「本物コレ??」とテンションが最高潮に。「僕の顔よりデカい(笑)」と、永瀬が自身の顔とたこ焼きのサイズを比べると、その姿に会場からは「かわいい!」と歓声が挙がる場面も。そのまま、4人は、たこ焼きとともにフォトセッションを行い、大阪らしい写真撮影となった。

最後に永瀬は、「僕の初主演の映画が、大好きな場所で、大好きな皆さんに観ていただけるというのは嬉しいことですし、僕らがこうやって仕事できるのは皆さんのおかげだなって改めてこの映画を通して感じることができました。僕たちが愛したこの作品、たくさんの人に愛していただけると嬉しいです」と感謝をこめて挨拶し、本舞台挨拶は幕を閉じた。

『うちの執事が言うことには』
5月17日(金)より全国ロードショー中
監督:久万真路
原作:高里椎奈「うちの執事が言うことには」(角川文庫刊)
脚本:青島武
主題歌:King & Prince「君に ありがとう」(Johnnys’ Universe)
出演:永瀬廉(King & Prince) 清原翔 神宮寺勇太(King & Prince) 優希美青 神尾楓珠 矢柴俊博 村上淳 原日出子 吹越満 奥田瑛二
配給:東映

【ストーリー】 日本が誇る名門・烏丸家の第27代当主となった花穎(永瀬廉)は、18歳にして既に飛び級で大学を卒業する程の頭脳明晰、しかも色彩に関して特別な能力を備えている。突然の引退を宣言した先代当主の父・真一郎(吹越満)は行方がわからず、急ぎ留学先から戻ってきてみると、そこにいたのは幼少時代から全幅の信頼を寄せる老執事・鳳(奥田瑛二)ではなく、新しい執事だという仏頂面の見知らぬ青年・衣更月蒼馬(清原翔)だった。父・真一郎が遺した突然の発令により、不本意ながらも衣更月と主従関係を結ぶ羽目になった花穎。まだ自覚が足りない若き当主・花穎と、仏頂面の新米執事・衣更月との関係には、ビミョーな空気が流れる。そんな中、花穎は、招待された芽雛川(めひながわ)家次男のバースデーパーティーで、ある事件に巻き込まれる。親しげに近づいてくる大学生にして起業家の赤目刻弥(神宮寺勇太)とは何者なのか?さらに、次々に起こる不可解な出来事…烏丸家に上流階級の陰謀が降りかかる。花穎と衣更月は、烏丸家を守り抜くことができるのか―。

©2019「うちの執事が言うことには」製作委員会