日本・ウズベキスタン国交樹立25周年、ナボイ劇場完成70周年記念の国際共同製作企画となる黒沢清監督作で、前田敦子が主演を務める『旅のおわり世界のはじまり』の公開日が6月14日に決定した。このほど、4月23日にカシヤマダイカンヤマにて、ウズベキスタン観光大使就任イベントが行われ、キャストの前田敦子が登壇した。
本作は、“舞台で歌う”という夢への情熱を胸に秘めたテレビ番組リポーターの主人公が、番組のクルーと取材のためにウズベキスタンを訪れ、異国での様々な出会いによって、新しい扉をひらき、成長していく姿を描く。本作主演の前田は、ウズベキスタン共和国からの正式なオファーを受け、観光大使への就任が決定。これ受けて前田は、「とても嬉しい」と満面の笑みを浮かべた。
撮影でウズベキスタンに一ヶ月ほど滞在したという前田は、「楽しかったです。移動日はすごい長距離を移動するんですが、最高で7、8時間バスに揺られて。どんどん景色が変わっていくので、ずっとワクワクしっぱなし」とニッコリ。「ウズベキスタンの人たちって皆んな明るいんですよ。だから皆んなで仲良くなって、いろいろしゃべりながらっていう、交流が楽しかった」と撮影を振り返りつつ、「こんなにステキな場所があったんだと思いました。日本の人たちは好きだと思います」とウズベキスタンを絶賛した。
前田と夫で俳優の勝地涼が、第1子となる男児の誕生を発表し、出産後初の公の場となった前田。ウズベキスタンの副首相から日記帳をもらったそうで「妊娠して出産したので、そのことを書いてます(笑)」と笑顔をみせていた。
『旅のおわり世界のはじまり』
6月14日(金)テアトル新宿、渋谷ユーロスペースほか全国公開
監督・脚本:黒沢清
出演:前田敦子 染谷将太 柄本時生 アジズ・ラジャボフ 加瀬亮
配給:東京テアトル
【ストーリー】 テレビ番組のリポーターを務める葉子(前田敦子)は巨大な湖に棲む“幻の怪魚”を探すため、番組クルーと共に、かつてシルクロードの中心地として栄えたこの地を訪れた。夢は、歌うこと。その情熱を胸に秘め、目の前の仕事をこなしている。収録を重ねるが、約束どおりにはいかない異国でのロケで、いらだちを募らせるスタッフ。ある日の撮影が終わり、ひとり街に出た彼女は、聞こえてきた微かな歌声に誘われ美しい装飾の施された劇場に迷い込む。そして扉の先で、夢と現実が交差する不思議な経験をする──。彼女が、旅の果てで出会ったものとは…?
(C)2019「旅のおわり世界のはじまり」製作委員会/UZBEKKINO