竜星涼、念願の教師役も「なかなか普通の学校には就職させてもらえない(笑)」ドラマ「都立水商!~令和~」制作発表会レポート

竜星涼主演で水商売に関する専門教育を行う都立高校を舞台に描く学園ドラマ「都立水商!~令和~」が、MBS/TBSドラマイズム枠にて、5月初旬より放送開始されることが決定。このほど、4月22日に東京・スペースFS汐留にて本作の制作発表会が実施され、竜星涼、松井玲奈、瀬戸利樹、伊藤萌々香、大原優乃、飯窪春菜、小野寺晃良、バンダリ亜砂也、山本透監督が出席した。

原作は、2001年に小学館で刊行された小説「都立水商!」(室積光著、小学館)。猪熊しのぶ作画で漫画化もされ、250万部を超えるベストセラーとなった。舞台は、東京・新宿歌舞伎町にたたずむ、都立高校。その名も「東京都立水商業高等学校」略して「都立水商」。知られざる水商売の裏側を通じた濃厚な人間ドラマから、連載当時から大きな人気を博した。今回のドラマ化では、元号発表を経てドラマ版タイトルを「都立水商!~令和~」とし、現代の世相と水商売のシステムを反映させた完全オリジナルストーリー&オリジナルキャラクターで描かれる。

主演を務めるのは、「獣電戦隊キョウリュウジャー」での主演以来俳優として大きな飛躍を続ける俳優・竜星涼。都立水商に社会科教師として着任し、生徒が抱える様々なトラブルに巻き込まれていく主人公・石綿直樹(いしわたなおき)を演じる竜星は「教師役をやらせてもらうのは、ひとつの目標。それが叶ったのは感慨深い」と言いつつも、「ちょっと前にやった教師役は、生徒役が全員年上の大人の学校で(笑)、今回は生徒も若くて、やっと普通の学校の先生ができると思ったら水商売の学校で(笑)。なかなか普通の学校には就職させてもらえない(笑)」と苦笑い。しかし台本を読み進めるうちに学ぶことがあったらしく「なんて熱い、これぞ学園ドラマという内容。フレッシュな生徒の皆さんと、一緒に作り上げていけたら」とコメントした。

キャバクラ科教師・乾千花(いぬいちか)役として出演が決定した松井。教師役は初めてだが、「人前でしゃべることには慣れていると思っていた」という松井は、「いざ教壇に立つとプレッシャーがぜんぜん違う。説明するセリフが多かったので、間違えないように注意した」という。また、「キャバクラやホストの、自分が知らない世界のことを詳しく知った」そうだが、覚えたセリフに関しては「これからは使わない言葉が多いかも(笑)」と笑顔を見せた。

ホスト科の生徒役の一人である瀬戸は「男子は仲が良かった。内容がない会話をしすぎたり、シャンパンコールを一日中やってた」ことを告白。同じくホストを目指す高校生役のバンダリは「(ホスト役が)自分に向いてるんじゃないかなと。周りからも『ホストっぽいね』と言われたので、やりやすかった」と述べると、一同から納得の笑いが起こった。

最後はドラマのヒット祈願として、全員によるシャンパンコールが披露され、会場を盛り上げていた。

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「都立水商!~令和~」
5月5日よりMBSにて放送開始 毎週日曜 深夜0時50分~放送
5月7日よりTBSにて放送開始 毎週火曜 深夜1時28分~放送

監督:山本透(『グッモーエビアン!』『九月の恋と出会うまで』)
原作:室積光「都立水商!」小学館
脚本:森ハヤシ(「ヒモメン」「脳にスマホが埋められた!」)
出演:竜星涼 松井玲奈 恒松祐里 瀬戸利樹 伊藤萌々香 神尾楓珠 大原優乃 飯窪春菜 小倉優香 小野寺晃良 バンダリ亜砂也

【ストーリー】 時は令和。東京歌舞伎町にひっそりとたたずむ、高校がある。「東京都立水商売商業高等学校」略して「都立水商」。ここは水商売に関する専門教育を行う都立高校だ。就活中の石綿直樹は、彼女のために「先生」の肩書欲しさで水商へ就職。そして就職後初めてこの高校が水商売専門の高校であることを知り、訳も分からず働き始めることとなる。この学校にはキャバクラ科・ホスト科・マネージャー科・フーゾク科の4つの科があり、シャンパンコールの朝礼やキャバクラ実習での熾烈な指名争いなど、高校の実態を知り困惑するばかりの直樹。そして3年C組の担任を受け持つことになった直樹だが、着任早々、生徒たちが起こす思いもよらないトラブルに次々と巻き込まれることになり…!? 水商売の未来を拓く!「都立水商」ここに開校!

(c)「都立水商!~令和~」製作委員会・MBS