ベッド下から女を監視する狂気の男を高良健吾が演じる『アンダー・ユア・ベッド』ポスタービジュアル&場面写真

KADOKAWAとハピネットの共同制作プロジェクト「ハイテンション・ムービー・プロジェクト」の第2弾で、主演の高良健吾がベッドの下から女を監視する狂気の男を演じる『アンダー・ユア・ベッド』が、今夏公開される。このほど、ポスタービジュアルと場面写真がお披露目となった。

家族や学校、誰の記憶に残らず存在を無視されてきた孤独な男・三井直人が、学生時代に初めて「名前を呼んでくれた」女性との11年ぶりの再会を夢見て、女を追い始める。しかし、目の前に現れた彼女は学生時代の頃のような輝きを失い別人のように変わっていた。何故?彼女に一体何が起こっているのか。男は、女に取りつかれ監視するようになり、自宅に潜入しベッドの下に潜り込み、ベッド上の彼女を想いながら過ごす。加速度的に暴走していく男。これは愛ゆえの盲目なのか、それとも狂気なのか。

愛する彼女への一途で純粋な思いと、異常で孤独な男の切なさを持つ繊細な主人公を高良健吾が演じる。ドラマ「ごくせん」でデビュー後、『蛇にピアス』で脚光を浴び、近年も『シン・ゴジラ』、『万引き家族』、『止められるか、俺たちを』、今年公開では『多十郎殉愛記』『葬式の名人』『カツベン!』など話題作への出演が続々控える“日本映画界に必要不可欠な俳優”として、着実にキャリアを重ねる高良の新たな境地として期待が高まる。

本作のメガホンを取ったのは、安里麻里監督。黒沢清監督、塩田明彦監督の助監督を経て『独立少女紅蓮隊』で劇場長編映画デビュー。切れのいい演出が高い評価を得る。『バイロケーション』ではホラー要素と謎解きミステリー、人間ドラマを融合させ、各方面で絶賛を浴びた。その他の作品に大ヒットシリーズの3連作『リアル鬼ごっこ3・4・5』『劇場版零~ゼロ~』、米澤穂信原作『氷菓』など確かなファンを獲得している。原作は「ハイテンション・ムービー・プロジェクト」第1弾『殺人鬼を飼う女』と同じく大石圭。

場面写真には、三井(高良)が、木陰から女性を監視、自宅から望遠レンズ越しに女性を盗撮、そして、観賞用のグッピーを食い入るように見つめる姿が収められている。

『アンダー・ユア・ベッド』
2019年夏、テアトル新宿ほか全国ロードショー
監督・脚本:安里麻里
原作:大石圭「アンダー・ユア・ベッド」(角川ホラー文庫刊)
出演:高良健吾
配給:KADOKAWA

【ストーリー】 雨の日の無人のエレベーター。誰かの香水の香りが残っている。俺は思い出す。この香り…。11年前、たった一度、名前を呼んでくれた彼女のこと。誰からも名前すら憶えられたことのないこの俺を「三井くん」と呼んでくれた時のこと。人生でもっとも幸福だったあの感覚を思い出したい。俺は、彼女を監視する事にした。彼女の家のベッドの下で―。

©2019 映画「アンダー・ユア・ベッド」製作委員会