甘酸っぱい10代の恋愛を彷彿とさせる予告編!三宅唱監督最新作『ワイルドツアー』

山口情報芸術センター[YCAM]が実施する映画制作プロジェクト「YCAM Film Factory(ワイカム・フィルム・ファクトリー)」の第4弾作品であり、『きみの鳥はうたえる』の三宅唱監督最新作『ワイルドツアー』が、3月30日より公開される。このほど、本作の予告編がお披露目となった。

本作は、山口県山口市を舞台に、実際にYCAMでおこなっている“採取した植物のDNAを解析し植物図鑑を作るワークショップ”で出会った10代の若者たちの日常を描いた青春映画。彼らが山や海へ「新しい種」を求めて探索しながら、自然と共に成長していく姿を描く。ほぼ演技経験の無い10代の中高生たちが出演する。

予告編の中盤では、シュン(安光隆太郎)がアートセンターのモニタールームで、ウメ(伊藤帆乃花)の映像に見とれている姿、そして友達らしき女の子に「告白するん?本当にその人のことが好きやったら絶対告白した方がいいって。好きなのに告白せんかったら後悔するって」と告げられるシーンが。10代のころに誰もが感じて経験するほのかな恋の記憶。甘酸っぱくも切ない、二度とこないその時期だけの特別な時間を、本作は思い出させてくれる。

『ワイルドツアー』
3月30日(土)より、ユーロスペースほか全国順次公開
監督・脚本・撮影・編集:三宅唱
プロデューサー:杉原永純(YCAM)
音楽:Hi’Spec
出演:伊藤帆乃花 安光隆太郎 栗林大輔 山崎隆正
配給:岩井秀世

【ストーリー】 ここは山口県山口市にあるアートセンター。大学1年生の中園うめ(伊藤帆乃花)は「山口のDNA図鑑」というワークショップにファシリテーター(進行役)として参加している。参加者は、これから、自分たちが暮らす街の様々な場所を歩きまわり、どんな植物が生えているのかを調べていく。ウメは中学3年生のタケ(栗林大輔)とシュン(安光隆太郎)を連れ、「新しい種」を求めて近くの森を探索することに…。

© Yamaguchi Center for Arts and Media [YCAM]