「映画で旅するヨーロッパ」をテーマに、日本初公開作品や見逃してしまった近作など、欧州連合（EU）加盟国の映画を一挙に紹介する映画祭「EUフィルムデーズ」が、5月31日より開催されることが決定し、併せて、ラインナップとオープニング作品が発表された。
17回目の開催となる今年は、EU加盟国より22ヶ国が参加、日本未公開作品13作品を含め全23プログラムを上映。オープニング作品は、オーストリアのニコラウス・ロイトナー監督による日本未公開作『キオスク』（2018）に決定した。
さらに、東京会場（国立映画アーカイブ）に続いて、京都会場（京都府京都文化博物館）、広島会場（広島市映像文化ライブラリー）、福岡会場（福岡市総合図書館）での開催も決定。ゲストを招いた特別プログラムなどの詳細は随時公開予定だ。
■「EUフィルムデーズ2019」開催概要
【東京会場】
場所：国立映画アーカイブ
期間：5月31日（金)～6月27日（木）
料金：一般520円／高校・大学生・シニア310円
小・中学生100円／障害者、キャンパスメンバーズ無料
【京都会場】
場所：京都府京都文化博物館
期間：6月7日（金）～6月30日（日）
料金：一般500円／大学生400円／高校生以下無料
【広島会場】
場所：広島市映像文化ライブラリー
期間：7月3日（水）～7月13日（土）
料金：一般380円／シニア・高校生180円／小・中学生 無料
【福岡会場】
場所：福岡市総合図書館
期間：7月18日（木）～7月28日（日）
料金：一般600円／高校・大学生500円／小・中学生400円
※詳細：「EUフィルムデーズ2019」公式サイト eufilmdays.jp/
ラインナップ
■アイルランド
『クイーン・オブ・アイルランド』（原題：The Queen of Ireland）
監督：コナー・ホーガン／2015年
■イタリア
『修道士は沈黙する』（原題：Le confessioni／英題：The Confessions）
監督：ロベルト・アンドー／2016年
■エストニア
『小さな同志』 ※日本初公開（原題：Seltsimees laps／英題：The Little Comrade）
監督：モーニカ・シーメッツ／2018年
■オーストリア
『キオスク』 ※オープニング作品／日本初公開（原題：Der Trafikant／英題：The Tobacconist）
監督：ニコラウス・ロイトナー／2018年
■オランダ
『エッシャー 無限の旅』 ※日本初公開（原題：M.C. Escher – Het oneindige zoeken／英題：M.C. Escher – Journey to Infinity）
監督：ロビン・ルッツ／2018年
■クロアチア
『人生はトランペット』 ※日本初公開（原題：Život je truba／英題：Life Is a Trumpet）
監督：アントニオ・ヌイチ／2015年
■スウェーデン
『いつも心はジャイアント』（原題：Jätten／英題：The Giant）
監督：ヨハネス・ニホーム／2016年
■スペイン
『さようならが言えなくて』（原題：No sé decir adiós／英題：Can‘t Say Goodbye）
監督：リノ・エスカレーラ／2016年
■スロヴェニア
『イヴァン』 ※日本初公開（原題：Ivan）
監督：ヤネズ・ブルゲル／2017年
■チェコ
『ヤン・パラフ』 ※日本初公開（原題：Jan Palach）
監督：ロベルト・セドラーチェク／2018年
■ドイツ
『ロミー・シュナイダー ～その光と影～』（原題：3 Tage in Quiberon／英題：3 Days in Quiberon）
監督：エミリ・アテフ／2018年
■ハンガリー
『心と体と』（原題：Teströl és lélekröl／英題：On Body and Soul）
監督：イルディコー・エニェディ／2017年
■フィンランド
『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』 ※日本初公開、6月22日（土）一般公開予定（原題：Tuntematon sotilas／英題：The Unknown Soldier）
監督：アク・ロウヒミエス／2017 年
■フランス
『ブラッディ・ミルク』（原題：Petit Paysan／英題：Bloody Milk）
監督：ユベール・シャルエル／2017年
■ブルガリア
『無限のガーデン』 ※日本初公開（原題：Безкрайната градина／英題：The Infinite Garden）
監督：ガリン・ストエフ／2017年
■ベルギー
『デス・バレット』（原題：Laissez bronzer les cadavres／英題：Let the Corpses Tan）
監督：エレーヌ・カテ、ブリュノ・フォルザーニ／2017年
『撃たないで！』 ※日本初公開（原題：Niet Schieten／英題：Don‘t Shoot）
監督：ステイン・コーニンクス／2016年
■ポーランド
『イレブン・ミニッツ』（原題：11 minut／英題：11 minutes）
監督：イエジー・スコリモフスキ／2015年
■ポルトガル（現代ポルトガル短編映画）
『ウォーターパーク』（原題：Aquaparque）
監督：アナ・モレイラ／2017年
『恐怖の設置』 ※日本初公開（原題：A Instalação do Medo／英題The Fear Installation）
監督：リカルド・レイテ／2016年
『いかにしてフェルナンド・ペソーアはポルトガルを救ったか』（原題：Como Fernando Pessoa Salvou Portugal／英題：How Fernando Pessoa Saved Portugal）
監督：ウジェーヌ・グリーン／2018年
■ラトビア
『バルト・キングダム』（原題：Nameja gredzens／英題：The Pagan King）
監督：アイガルス・グラウバ／2017年
■リトアニア
『古代の森』 ※日本初公開（原題：Sengirė／英題：The Ancient Woods）
監督：ミンダウガス・スルヴィラ／2017年
■ルーマニア
『野生のルーマニア』 ※日本初公開（原題：România neîmblânzită／英題：Untamed Romania）
監督：トマス・バルトン＝ハンフレイス／2018年
■ルクセンブルク
『スーパーチャンプ･リターンズ』 ※日本初公開（原題：Superjhemp Retörns／英題：Superchamp Returns）
監督：フェリックス・コシュ／2018年
「EUフィルムデーズ2019」
5月31日（金)～6月27日（木）、東京・国立映画アーカイブにて開催
6月7日（金）～6月30日（日）、京都府京都文化博物館にて開催
7月3日（水）～7月13日（土）、広島市映像文化ライブラリーにて開催
7月18日（木）～7月28日（日）、福岡市総合図書館にて開催
