第33回サンダンス映画祭ショートフィルム部門にて短編映画『そうして私たちはプールに金魚を、』が日本人史上初のグランプリに輝いた長久允監督の長編デビュー作で、佐々木蔵之介、池松壮亮、菊地凛子、永瀬正敏ら豪華キャストが総出演する映画『ウィーアーリトルゾンビーズ』が、6月14日より公開される。このほど、本作の予告編がお披露目となった。
本作は、長久允監督の長編デビュー作であり、「音楽を通じて成長する子どもたち」という普遍的な物語を、冒険RPGゲームを想起させるかのようなギミック満載の映像表現や、天性のリズム感で放たれ続ける台詞回しといった独創的なスタイルで描き出す。
劇中に登場するバンド「リトルゾンビーズ」のメンバーに扮するのは、『そして父になる』で福山雅治演じる主人公の息子役を演じた二宮慶多、『クソ野郎と美しき世界』での好演も記憶に新しい中島セナ、ドラマ「嘘の戦争」など多くの作品に出演する水野哲志、天才似顔絵師として話題の奥村門土。さらに、佐々木蔵之介、工藤夕貴、池松壮亮、初音映莉子、村上淳、西田尚美、佐野史郎、菊地凛子、永瀬正敏ら日本を代表する豪華名優たちも、監督の才能に共感して大集結した。
予告編は、「先週、僕の両親がバス事故で死にました」という主人公ヒカリを演じる二宮慶多の衝撃的な言葉から始まる。同じく両親を亡くしたイシ(水野哲志)、タケムラ(奥村門土)、イクコ(中島セナ)と偶然出会い、バンド「リトルゾンビーズ」を結成、そんな背景を持つバンドに取り巻きの大人たちが熱狂していく様や、その様子にどこか冷めた視線を向ける4人の子供たちの姿が、ポップで疾走感ある映像で綴られる。「生きてるくせに、死んでんじゃねえよ」と胸を打つ言葉が、明るい色彩、スタイリッシュでポップな楽曲の中で際立つ。映像冒頭には、本年度のサンダンス映画祭審査員特別賞オリジナリティ賞を受賞し、喝采を浴びる長久監督の姿も映し出されている。
本作は、本年度のサンダンス映画祭からの招待を受け、ワールドプレミア上映をした結果、日本映画初となる審査員特別賞オリジナリティ賞を受賞。さらに、先日行われたベルリン国際映画祭にて、ジェネレーション14plus部門のオープニング作品として選出され、準グランプリにあたるスペシャル・メンション賞を日本映画で初めて受賞する快挙を果たした。海外映画祭で立て続けに二冠した本作は、現在開催中の第43回香港国際映画祭へ正式招待を受けており、北米・サンダンス、ヨーロッパ・ベルリンからアジア大陸まで席捲中。続々と海外映画祭からのオファーが後を絶たず、世界から熱視線を浴びる本作の快進撃が続いている。
『ウィーアーリトルゾンビーズ』
6月14日(金)より全国公開
監督・脚本:長久允
出演:二宮慶多 水野哲志 奥村門土 中島セナ 佐々木蔵之介 工藤夕貴 池松壮亮 初音映莉子 村上淳 西田尚美 佐野史郎 菊地凛子 永瀬正敏 康本雅子 夏木ゆたか 利重剛 五月女ケイ子 山中崇 佐藤緋美 水澤紳吾 黒田大輔 忍成修吾 長塚圭史 池谷のぶえ 戌井昭人 赤堀 雅秋 清塚信也 山田真歩 湯川ひな 松浦祐也 渋川清彦 かっぴー いとうせいこう CHAI 菊地成孔 森田哲矢(さらば青春の光) 吉木りさ(声) 柳憂怜 三浦誠己
配給:日活
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