ノルウェーの鬼才ハンス・ピーター・モランド監督が、ステラン・スカルスガルド主演の『ファイティング・ダディ 怒りの除雪車』(2014)をハリウッドでセルフリメイクした、リーアム・ニーソン主演最新作『コールド・パシュート』(原題)が、邦題『スノー・ロワイヤル』として、6月7日より公開されることが決定した。併せて、ポスタービジュアルがお披露目となった。
雪の町キーホーで、模範市民賞を受賞するほどの真面目な除雪作業員ネルズ・コックスマンは、ある日、一人息子が麻薬の過剰摂取に偽装されて地元の麻薬王バイキングの組織に殺されてしまう。裏で組織が糸を引いていることに気付いたネルズは復讐を開始するが、バイキングは、敵対するネイティブアメリカン麻薬組織の仕業と勘違いし襲撃。ネルズの戦いは、全く思いもよらない方向へと進んでいく。
さらに物語には、健康志向の麻薬王、見かけ倒しの金髪モヒカンチンピラ、依頼をチクる殺し屋、恋愛体質の中年マフィア幹部、殺人事件にテンションあがる田舎の警官など、強烈なキャラクターが登場し、2つのマフィアと警察を巻き込んだ四つ巴の戦いが巻き起こる。
本作でリーアムが演じるのは、除雪キャリアで身に付けた土地勘と体力で敵を追い詰める、真面目な除雪作業員ネルズ。共演には、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のローラ・ダーン、『オリエント急行殺人事件』のトム・ベイトマン、『デイ・アフター・トゥモロー』のエミー・ロッサムらが名を連ねる。
監督を務めるのは、ノルウェーの鬼才ハンス・ピーター・モランド。再度ステラン・スカルスガルドを主演に迎えた新作『OUT STEALING HORSES』(英題)は、第69回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品された。さらにプロデューサーとして、『パルプ・フィクション』、『ジャンゴ 繋がれざる者』のマイケル・シャンバーグが参加した。
ポスタービジュアルには、除雪作業員として市民の生活を支えるネルズ・コックスマン(リーアム・ニーソン)が、死体とみられる男性を引きずっている姿が。背景は血に染まった除雪車と木に突き刺さった車という不条理な構図で、羽が生えて飛び立つ十字架の大群がユーモアのある内容を暗示している。
『スノー・ロワイヤル』
6月7日(金)より全国ロードショー
監督:ハンス・ペーター・モランド
出演:リーアム・ニーソン ローラ・ダーン トム・ベイトマン エミー・ロッサム ジュリア・ジョーンズ ウィリアム・フォーサイス
配給:KADOKAWA
【ストーリー】 雪の町キーホーで模範市民賞を受賞するほどの真面目な除雪作業員ネルズ・コックスマン(リーアム・ニーソン)。ある日、一人息子が麻薬の過剰摂取に偽装されて地元の麻薬王バイキングの組織に殺されてしまう。裏で組織が糸を引いていることに気付いたネルズは、ある時は素手で、ある時は銃で、ある時は除雪車で、一人また一人と敵を殺していく。しかし、敵対するネイティブアメリカン麻薬組織の仕業と勘違いしたバイキングはネイティブ組織を襲撃。相手もその報復に出る。静かな田舎町で起きた久々の事件に、地元警察はテンション上がりっぱなし。ネルズの戦いは、全く思いもよらない方向へと進んでいくのだった…。
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