アイルランドの小説家オーエン・コルファーによるSFファンタジー小説「アルテミス・ファウル」シリーズをディズニーが映画化し、実写版『シンデレラ』のケネス・ブラナーが監督を務める『Artemis Fowl』(原題)が、邦題『アルテミスと妖精の身代金』として、今秋公開されることが決定した。
本作は、これまでのディズニー作品には見ることができなかった、まったく新しい“ダーク・ヒーロー”を主人公とする冒険ファンタジー。ある日突然、アルテミスのもとに、行方をくらませた父親を誘拐した犯人から電話がかかってくる。要求された身代金は1トンにも及ぶ“フェアリー・ゴールド”。父親を取り戻すべく、アルテミスはその天才的な頭脳で妖精たちの財産強奪を企てる。
原作「アルテミス・ファウル」シリーズは、全世界で発行部数2,500万部を超える児童文学小説の大ベストセラー。伝説的な犯罪一家に育った12歳の天才少年アルテミス・ファウル2世と、魔法とハイテクノロジーを駆使する妖精たちとの戦いを描いたファンタジー作品で、世界で翻訳され人気を博している。2001年の刊行開始当初は3部作の予定だったが、人気によって続刊。2012年に発表された8巻目「Artemis Fowl: The Last Guardian」で完結した。世界40か国以上で翻訳され、「ニューヨーク・タイムズ ベスト・セリング・シリーズ」など様々な賞も受賞している。
監督を務めるのは、2015年にディズニー実写版『シンデレラ』で成功を収めたケネス・ブラナー。監督、俳優として活躍するブラナーは、1989年に映画『ヘンリー五世』でアカデミー賞監督賞と主演男優賞にノミネート、1995年には『世にも憂鬱なハムレットたち』でベネチア国際映画祭の脚本賞である金オゼッラ賞を受賞し、『オセロ』、『恋の骨折り損』などシェイクスピア作品の映画を数多く手掛けている。近年では、マーベル・スタジオ『マイティ・ソー』、『オリエント急行殺人事件』など多彩な作品も手掛けており、そのクオリティに期待が高まる。
『アルテミスと妖精の身代金』
2019年秋 公開
監督:ケネス・ブラナー
原作:オーエン・コルファー「アルテミス・ファウル 妖精の身代金」(角川文庫)
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
【ストーリー】 ある日突然、アルテミスのもとにかかってきた電話―それは行方をくらませた父親を誘拐した犯人からのものだった!要求された身代金は1トンにも及ぶ“フェアリー・ゴールド”。父親を取り戻すべく、アルテミスはその天才的な頭脳で妖精たちの財産強奪を企てるのだが…。
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