新宿タイガー「愛と夢と感動をありがとう」新宿で虎のお面を被り新聞配達をする男のドキュメンタリー『新宿タイガー』予告編

新宿で40年以上、虎のお面を被ってド派手な格好をし、新聞配達をしている男性“新宿タイガー”と、彼を受け入れる“新宿”の街が担ってきた歴史的役割とその魅力に迫るドキュメンタリー『新宿タイガー』が3月22日より公開される。このほど、本作の予告編がお披露目となり、併せて、新宿タイガーより本作に対する熱いコメントが寄せられた。

監督は、南カリフォルニア大学を卒業し、劇映画『HER MOTHER 娘を殺した死刑囚との対話』(2016)が、釜山国際映画祭ニューカレンツ部門や大阪アジアン映画祭など国内外で絶賛された佐藤慶紀。ナレーションは、女優の寺島しのぶが務める。

本作には、俳優の渋川清彦、八嶋智人&宮下今日子夫妻、女優・文筆家の睡蓮みどり、井口昇監督ら著名人のほか、長年彼を知る、新聞販売店関係者や、1998年のオープン時と2012年のリニューアル時のポスターにタイガーを起用したTOWER RECORDS新宿店の関係者などが登場する。

併せて、本作はが3月8日から17日まで開催される、第14回大阪アジアン映画祭のインディ・フォーラム部門に正式出品されることが決定した。インディ・フォーラム部門は、気鋭監督による斬新で挑戦的な作品を上映する部門である。
<本作の上映日時>
3月10日(日)16時15分~ シネリーブル梅田3
3月14日(木)18時30分~ シネリーブル梅田3

■新宿タイガー コメント
自分のドキュメンタリー映画ができるなんて、夢みたいな話です。奇跡に等しいです。新宿の珈琲西武で3時間のインタビューを3回やりました。去年は36回密着され、地球が回るくらい映像を撮っていました。完成した作品を観て、感無量です。愛と夢と感動をありがとう。こういう素晴らしい映画には自分自身もめったにお目にかかれないです。本作は、新宿の歴史の中に自分を入れてくれたから、生の迫力があります。リアル以上のリアルでした。新宿は大好きな街です。新宿でなかったらタイガーは生まれていなかった。

『新宿タイガー』
3月22日(金)より、テアトル新宿にてレイトショー公開ほか全国順次公開
監督・撮影・編集:佐藤慶紀
出演:新宿タイガー 寺島しのぶ(ナレーション) 八嶋智人 渋川清彦 睡蓮みどり 井口昇 久保新二 石川ゆうや 里見瑤子 宮下今日子 外波山文明 速水今日子 しのはら実加 田代葉子 大上こうじ
配給:渋谷プロダクション

【作品概要】 東京のエンターテインメントをリードする街・新宿。1960年代から1970年代にかけ、新宿は社会運動の中心だった。2018年、この街には“新宿タイガー”と呼ばれる年配の男性がいる。彼はいつも虎のお面を被り、ド派手な格好をし、毎日新宿中を歩いている。彼は、彼が24歳だった1972年に、死ぬまでこの格好でタイガーとして生きることを決意した。1972年当時、何が彼をそう決意させたのか?彼が働く新聞販売店や、1998年のオープン時と2012年のリニューアル時のポスターにタイガーを起用したTOWER RECORDS新宿店の関係者、ゴールデン街の店主たちなど、様々な人へのインタビューを通じ、虎のお面の裏に隠された彼の意図と、一つのことを貫き通すことの素晴らしさ、そして新宿の街が担ってきた重要な役割に迫る。

©「新宿タイガー」の映画を作る会