発行部数100万部を突破した東野圭吾の同名小説を、三浦春馬主演でドラマ化した「連続ドラマW 東野圭吾『ダイイング・アイ』」が、3月16日よりWOWOWプライムにて放送される。このほど、追加キャストとして松本まりか、生瀬勝久、堀内敬子、木村祐一、柿澤勇人、小野塚勇人、淵上泰史が出演することが発表となり、併せて、ポスタービジュアルがお披露目となった。
原作は、日本を代表するベストセラー作家・東野圭吾の発行部数100万部を突破した同名小説。交通事故が生む無責任の拡大という題材をベースに、人の心の弱さ、脆さを鋭く問いかけるハードサスペンスである。年間数千人もの人々が亡くなる交通事故。年々減少してきてはいるがそれでも日本では約2時間に1人の命が失われている。交通事故は、決して他人事ではなく、今日、このあとすぐに自分が加害者か被害者か、どちらかの立場になるかもしれないごく身近な出来事である。
主演の三浦春馬は、記憶喪失と贖罪の闇に苦しむ主人公・雨村慎介役に扮し、自身初となるバーテンダー役に挑む。慎介はかつて交通事故を起こしたが、今はある事件によって詳細な記憶を失っている。そして、慎介が起こした交通事故で命を絶たれた女性・美菜絵と、その1年半後に突然現れ、一部の記憶を失っていた慎介を狂気と苦悩の世界に導く謎の女・瑠璃子を、近年、映画やドラマ等、話題作への出演が続き、女優、モデルとして活躍する高橋メアリージュンが演じる。
新たなキャストとして、三浦が演じる雨村慎介の恋人で、記憶を失った彼を気遣いながらも秘密を抱えている村上成美役に松本まりか、慎介にバーテンダーのノウハウを叩き込んだ恩人・江島光一役に生瀬勝久、慎介が働くバーのママ・小野千都子役に堀内敬子、慎介が暴行を受けた事件を担当する西麻布署の刑事・小塚洋平役に木村祐一、そして、高橋メアリージュンが1人2役で演じ分けた交通事故の被害者・美菜絵の夫でマネキン職人の岸中玲二役に柿澤勇人、慎介の後輩のバーテンダー・岡部義幸役に小野塚勇人、1年半前、慎介の起こした交通事故に関係している男・木内春彦役に淵上泰史と、実力を兼ね備えた個性派俳優たちが集結した。
キャスト コメント
■松本まりか(村上成美役)
春馬さんはフラットな方で、基本的にオープンで明るいというか、なんでもお話できましたので現場では気持ちが重くなりすぎずに過ごせました。また、春馬さんはすぐ役に入られる方で、いつも、すっと慎ちゃん(役)になっていた印象があります。これはすごいドラマなんです!もちろんミステリーとして、サスペンスとして、とても面白いんですけど、最終的に“人生において赤信号”みたいなものを教えてくれるドラマだと思います。面白く観ていただけたらと思います。
■柿澤勇人(岸中玲二役)
春馬とはお互いの舞台を見合っている仲ですが、今回が初共演でした。今回の撮影中も飲みに行ったり、芝居や舞台の話もできて、共演できて良かったなと思います。東野さんの小説が原作のミステリーとなっていますので、最終話までどうなってしまうのか、単純に楽しんでいただけると思います。本当に僕たちが今生きている中で身近に起きている出来事なので、かならず伝わるものや突き刺さるものがあると思って撮影に励みました。どうぞお楽しみに。
■小野塚勇人(岡部義幸役)
三浦さんとは1日だけの共演でしたが、最初からすごく気さくに話しかけやすい雰囲気を作ってくださいました。三浦さんが現場に入る時に、ふわっと優しく包まれていくような感覚があったので素敵な方だなと思いました。登場人物ひとりひとりが本当は何を考えているのか最後の最後まで展開が読めないドラマになっていますので、ぜひ1話から最終話までハラハラドキドキしながら観ていただけたらと思います。
■淵上泰史(木内春彦役)
三浦さんとは初めて共演させて頂きました。この作品の中ではお互いの役柄上、現場であえてあまりお話しをせず、ずっと程良い距離感を保っていました。でも時折、見せる三浦さんの爽やかな笑顔に何度か緊張が和らいでしまった記憶があります。このような魅力的で面白い作品はWOWOWならではと感じました。見終わった後、色々な事を感じると思いますので、ぜひ楽しみにご覧ください。
■木村祐一(小塚洋平役)
三浦さんは若さから溢れてくる役への熱意を感じましたし、慎介そのものに思いました。前回共演したのは時代劇でしたが、今回は現代劇ということもあって等身大の人物像で、原作や脚本どおりのぴったりの役どころでしたね。東野さん作品ならではの、そこまで深く考えるのか、残るのか、悩むのか、という人間の心の闇が随所に表れているので、どこをとっても一瞬たりとも見逃せません。楽しんでください。
■堀内敬子(小野千都子役)
私はバーのシーンが多かったのですが、三浦さんが演じたバーテンダーの手さばきは本当に美しくて印象的でした。三浦さんはとても器用な方ですが、どこか裏の隅っこの方に不器用な感じも見え隠れして、それがすごく素敵で慎介役と相まって良かったです。この作品では人間の心の闇や、触れられたくない部分を照らしているのですが、そういう部分って誰もが少なからず持っているような気がして。そういったある種の「怖さ」というものも、ドキドキしながら楽しんでいただけたらと思います。
■生瀬勝久(江島光一役)
春馬くんは若いころから共演していてよく知っていますが、成長をされて素敵な俳優さんになられているなと思いました。勢いもあって、動きもシャープだし、慎介はまさに彼に適した役なんだと思います。WOWOWで放送するにふさわしい作品で、大人が観るドラマなんだろうなと思います。今まで僕はコメディやキャラクターの強い役を演じることが多かったですが、今回はそれとは少し色が違う役どころを演じていますので、お楽しみに。
「連続ドラマW 東野圭吾『ダイイング・アイ』」
3月16日(土)よりWOWOWプライムにて放送
毎週土曜よる10時から放送(全6話) ※第1話無料放送
監督:国本雅広
原作:東野圭吾「ダイイング・アイ」(光文社文庫刊)
脚本:吉田紀子
音楽:窪田ミナ
出演:三浦春馬 高橋メアリージュン 松本まりか 柿澤勇人 小野塚勇人 淵上泰史 木村祐一 堀内敬子 生瀬勝久
【ストーリー】 西麻布のバー・茗荷のバーテンダー、雨村慎介(三浦春馬)はある夜、男に襲われ一部の記憶を失ったが、やがて自分が1年半前に交通事故を起こし、ある女性を死なせてしまっていたこと、自分を襲い、犯行後に自殺した男はその女性の夫だったことを知る。周囲の人間たちからなぜか「嫌なことは思い出さない方がいい」としきりに忠告された慎介は事故の真相に疑問を持ち始める…。そして、店に復帰した雨の夜。どこか人間離れした美貌と強い視線を持つ喪服の女性・瑠璃子(高橋メアリージュン)が店に現われた。その時から慎介は深淵な迷宮に入り込む。行方不明になる慎介の恋人・成美(松本まりか)、人生の師である江島(生瀬勝久)、店のママ・千都子(堀内敬子)らの、誰が嘘をつき、誰が誰を陥れようとしているのか?刑事・小塚(木村祐一)は事件の闇に突き動かされるように捜査を進めるが…。そして、慎介を大胆に誘惑し翻弄していく瑠璃子の本当の目的は?