『おとなの事情』のパオロ・ジェノヴェーゼ監督最新作!イタリア映画『ザ・プレイス 運命の交差点』4月公開

『おとなの事情』(2016)が話題になったパオロ・ジェノヴェーゼ監督の最新作となるワンシチュエーションドラマ『The Place』(原題)が、邦題『ザ・プレイス 運命の交差点』として、4月5日より公開されることが決定した。併せて、ポスタービジュアルがお披露目となった。

本作は、アメリカの大ヒットドラマ「The Booth ~欲望を喰う男」をイタリアの豪華アンサンブルキャストで映画化した、カフェを舞台に緻密なストーリーで練られたワンシチュエーションドラマ。カフェ「ザ・プレイス」の奥のテーブルに昼も夜も座っている男の元には、人生に迷ったものたちがひっきりなしに訪ねてくる。だが、彼らが自らの願いや欲望を叶えるためには、男が告げる行為を行わなくてはならず、9人の男女それぞれに無理難題が与えられる。次第に交差していく訪問者たちの運命と、その先に待ち受けるものとは…。

ジェノヴェーゼ監督作『おとなの事情』は、友人夫婦たちが集まった食事会で、それぞれのスマホに隠された秘密が暴かれていくというワンシチュエーションドラマだったが、本作でもその構成は踏襲。カフェに集まってくる他人同士の運命が次第に交差していく様を、緻密な構成と巧みな演出で描き出した。

カフェに一日中座っている謎の男には、イタリアきっての名俳優ヴァレリオ・マスタンドレアが前作に引き続き熱演。このほか、マルコ・ジャリ―ニ、アルバ・ロルヴァケル、サブリーナ・フェリッリらが出演し、イタリアを代表する俳優たちの好演も見どころのひとつだ。本作は、2018年のイタリアのアカデミー賞と言われるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞にて7部門ノミネート、第12回ローマ国際映画祭ではクロージング作品に選出された。

『ザ・プレイス 運命の交差点』
4月5日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
監督・脚本:パオロ・ジェノヴェーゼ
出演:ヴァレリオ・マスタンドレア マルコ・ジャリ―ニ アルバ・ロルヴァケル サブリーナ・フェリッリ
配給:ミモザフィルムズ

【ストーリー】 カフェ「ザ・プレイス」の奥のテーブルに昼も夜も座っている男(ヴァレリオ・マスタンドレア)の元には、人生に迷ったものたちがひっきりなしに訪ねてくる。彼らが自らの願いや欲望を叶えるためには、男が告げる行為を行わなくてはならない。息子をがんの病から救うために見ず知らずの少女の殺害を命じられる男、神の存在を感じたいために妊娠を命じられる修道女、アルツハイマーの夫を救うために爆弾を仕掛けることを命じられる老婦人etc…。9人の男女それぞれに無理難題が与えられる。全ての願望には他人の運命という代償が必要だった。次第に交差していく訪問者たちの運命、その先に待ち受けるものとは―。

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