シンガポールと日本の外交関係樹立50周年をきっかけに、シンガポール・日本・フランス合同で製作された、斎藤工主演、松田聖子共演で贈るエリック・クー監督作『家族のレシピ』が、3月9日より公開される。このほど、本作の主題歌が、ドラムボーカリストで女優としても活躍するシシド・カフカの「Hold my Hand」に決定した。
本作は、いつの時代も庶民の心と体を満たしてきたソウルフードをモチーフに、家族の絆を描く感動作。斎藤工演じる主人公が、父親の死をきっかけに幼い時に亡くした母の地元・シンガポールに旅立ち、一度はバラバラになってしまった家族の絆を取り戻すために奔走する。共演の松田聖子は、シンガポールのフードブロガー役に扮し、主人公に現地の名物グルメを案内し、家族探しを手助けする。監督は、カンヌ、ベネチア、トロント、ベルリンなどの国際映画祭で常に高い評価を得るシンガポールを代表する映画監督で、2011年にはマンガ家・辰巳ヨシヒロの漫画を原作にした初の長編アニメーション「TATSUMIマンガに革命を起こした男」を発表し、日本でも広く知られるエリック・クー。
本作には、美食の国・シンガポールの名物グルメの数々と、今や日本を飛び出し世界的なブームを巻き起こしているラーメンが劇中に続々と登場し、映画ファンはもちろん、世界の美食家たちから熱視線を受けている。ベルリン国際映画祭の食をテーマに秀逸な作品を選出するキュリナリー・シネマ部門にて、2018年の2月にワールドプレミアを行い、エリック・クー監督や斎藤工、松田聖子も出席した食事会付き上映は大盛況となった。また、2018年9月開催の「世界一の美食の街」と謳われるサン・セバスチャン国際映画祭にも正式招待され、食事付き上映会チケットは売り出しと同時に即日完売するほど。世界40カ国以上で上映が決定した。
主題歌「Hold my Hand」は、エリック・クー監督作をこれまでにも多く手がけている本作の音楽担当、ケビン・マシューによるテーマ曲に、シシド・カフカが日本語の歌詞をつけ、自ら歌唱したものである。本楽曲は、数年前、エリック・クー監督の誕生日にケビンがプレゼントした監督お気に入りの曲で、本作にぴったりの曲だと主題曲として起用。監督、作曲家ともに思い入れの深い楽曲に、シシド・カフカが新たな息吹を吹き込み、本作のエンディングを飾る。
■シシド・カフカ コメント
沢山の方が心を尽くして創った作品に、歌声で参加出来たこと、とても嬉しく感じます。ケビン・マシューの曲はとても優しく、また新たな挑戦を与えて下さいました。心から感謝します。
■ケビン・マシュー コメント
シシド・カフカさんが歌う「Hold my Hand」をとても気に入っています。もともと憂いのバラードだったものを、見事に、希望に満ちた曲に仕上げてくれました。このアレンジはとても素晴らしいし、彼女の声は正直でとても心に響きます。
『家族のレシピ』
3月9日(土)より、シネマート新宿ほか全国公開
監督:エリック・クー
出演:斎藤工 マーク・リー ジネット・アウ 伊原剛志 別所哲也 ビートリス・チャン 松田聖子
配給:エレファントハウス
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