渋川清彦「ちょっとずつ盛り上げたい(笑)」ドラマ「柴公園」1話完成披露上映会レポート

柴犬を連れた中年男性3人が街の公園で壮大な無駄話を繰り広げる、渋川清彦主演の『柴公園』のドラマ版が2019年1月10日より放送開始、映画版が2019年6月14日より公開される。このほど、1月10日にシネマート新宿にてドラマ1話完成披露上映会が開催され、キャストの渋川清彦、大西信満、ドロンズ石本、桜井ユキ、佐藤二朗が登壇した。

都市開発が進む街の昔からある公園で柴犬を散歩する、あたるパパ、じっちゃんパパ、さちこパパ。3人の共通点は、古い街に突如建ったタワマンに越してきた、街の新参者にして柴犬を飼っていること。彼らは毎日散歩で顔を合わせるが、お互いの名前も知らない適度な距離感での付き合いだ。ところが、やたらIQの高い3人の会話は日に日にエスカレート。やがて3人の会話は壮大なる無駄話に変わっていく。

主人公・あたるパパ役を演じる渋川は、開口一番「こんばんわん」と挨拶し、満面の笑み。「これからテレビ神奈川さんで放映されるのに、見に来ていただいてありがとうございます」と述べると、佐藤が「何なのそれ! なんと、たどたどしい!」と突っ込んで会場から笑いが起こった。

脈絡のない膨大なセリフに苦労したという、じっちゃんパパ役の大西は、「ブリって5段階くらい名称が変わるの知ってます? そういう為になる知識を勉強した撮影期間でした」と苦笑い。

さちこパパ役のドロンズ石本は「渋川さんと大西さんと一緒にやらせていただいて、ファンになるぐらい大好きになりました。本当に面白いし、全力でやりますし、犬への愛情も素晴らしい」と共演の2人を絶賛した。

本作を見るおすすめのシチュエーションについて話が及ぶと、渋川が「お酒を飲める人だったら晩酌しながらですかねえ」とコメント。これに同感だという佐藤は「晩酌には合うと思う。『朝まで生テレビ!』と『課長島耕作』が晩酌にすごく合うんですが、それに『柴公園』を足そうと思う」と持論を展開した。

最後の挨拶で渋川は「ちょっとずつ盛り上げていって、映画の時には『カメラを止めるな!』を越えようかな(笑)」と冗談交じりに語り、イベントを締めくくった。

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ドラマ「柴公園」
2019年1月10日(木)よりテレビ神奈川ほか全国10局以上で放送
(放送局:テレビ神奈川、仙台放送、とちぎテレビ、群馬テレビ、テレ玉、チバテレ、TOKYO MX、KBS京都、サンテレビ、BS12 トゥエルビほか)
監督:綾部真弥 田口桂
製作総指揮:吉田尚剛
企画・脚本:永森裕二
出演:渋川清彦 大西信満 ドロンズ石本 桜井ユキ 水野勝 蕨野友也 小倉一郎 螢雪次朗 山下真司 佐藤二朗

映画『柴公園』
2019年6月14日(金)より全国のイオンシネマ・シネマート新宿ほか公開
監督:綾部真弥
製作総指揮:吉田尚剛
企画・脚本:永森裕二
出演:渋川清彦 大西信満 ドロンズ石本 桜井ユキ 水野勝 松本若菜 山下真司 寺田農 佐藤二朗
配給:AMGエンタテインメント

【ストーリー】 都市開発が進む街の昔からある公園。柴犬を散歩するあたるパパ(渋川清彦)、じっちゃんパパ(大西信満)、さちこパパ(ドロンズ石本)は、朝夕決まった時間にやって来る顔見知りで、犬の名前しか知らないフラットな関係性。ベンチに座って話すのは、決まって他愛の無い世間話。ところが、やたらIQの高い3人の会話は日に日にエスカレート。絶妙に噛合うアカデミックな会話と置いてけぼりの柴犬たち。3人の会話はやがて壮大なる無駄話に変わっていく…。

(C)2019「柴公園」製作委員会