250万部を超える阿佐田哲也のベストセラー小説「麻雀放浪記」が、和田誠監督による映画化以来35年ぶりに再び映画化され、斎藤工が主演を務める『麻雀放浪記2020』が、4月5日より公開される。このほど、本作の主題歌が、今大注目の“NEOかわいい”バンド、CHAIによる書き下ろし楽曲「Feel the BEAT」に決定した。
CHAIは、双子のマナ・カナに、ユウキとユナで編成された4人組、“NEO-ニュー・エキサイト・オンナバンド”。2016年、SpotifyのUKチャートTOP50に代表曲「ぎゃらんぶー」がランクイン、2017年には初の全米ツアーも大成功し、FUJI ROCK FESTIVAL“ROOKIE A GO GO”でも超満員を記録するなど、日本だけではなく、世界でも大注目されている。2017年10月には1stアルバム「PINK」をリリースし、オリコンインディーチャート4 位、iTunes Alternativeランキング2位にランクイン。注目度がさらに増すなか、2月に「PINK」US盤をアメリカの人気インディーレーベルBURGER Recordsより、8月にはEU盤をイギリスの老舗インディーレーベルHeavenly Recordingsよりリリースし、世界の音楽ファンが注目するアメリカのサイトPitchforkが選ぶThe Best Rock Album of 2018、イギリスのThe GuardianのBest New Music 2019に選出された。さらに、1月9日22時より放送のNHK「クローズアップ現代+」では、今まさにムーブメントが巻き起こっているCHAIの現象を大特集する。
“NEOかわいい”とは、「女の子はみんな、生まれた時から可愛くて、“かわいくない人なんていない”」という意味。「それぞれの個性がかわいい」「コンプレックスは、個性なり。コンプレックスは、アートなり。」というコンセプトで、自分たちのコンプレックスを隠すことなく歌うCHAIは、デビューからまだ間もないにもかかわらず、驚異的なスピードで世界的なアーティストまでの道のりを駆けあがっており、世間を圧倒している。
そんなCHAIを、本作の白石和彌監督が大絶賛し、今回の企画を提案。ラッシュ(音声の入っていない完成前の映画)を見て、本作のために主題歌「Feel the BEAT」が制作された。本楽曲は、CHAIにとっては初の映画主題歌となる。
■CHAI コメント
この映画で描かれていることが本当に起きたらと考えると怖すぎる!深刻なことがコミカルに詰まっているけど、すごく現実的でヤバい。リアルに感じます。哲(斎藤工)の「もっと命かけて麻雀やったらどうなんだ!」と言うセリフの熱さがすごくて、誰に対しても刺さる言葉・刺さる映画なんじゃないかなと思いました。ビシッとしなきゃ、ちゃんと生きなきゃ!と思いましたし、たくさん笑えて感動するから、何かに熱中したくなりました!そして、哲の“絶対に俺はこれだ!”という一生懸命さと譲れない気持ちが「Feel the BEAT」のテーマになっています。誰かに聞いたり迷ったりするのではなく「言い切る!」という大事な気持ちは、哲にもあるしドテ子(もも)にもあるし、そしてCHAIにもあると感じて曲にしました。だから【思いっきりCHAI】な曲になっています!!映画の曲は初めてだったのでエンドロールで流れているのを想像しながら作ったのですが、合っていて嬉しかった(笑)!映画の最後にみんなの気持ちをグッと掴めるといいなと思います!
■白石和彌監督 コメント
CHAIのアーティストとしてのグローバルな活動と限りなく広がる世界観に一目惚れしてお願いしました。初めて会った時、CHAIのみんなは「どんな感じの曲がいい?」って優しく僕に聞いてくれたので、一生懸命説明するとキャッキャしながら「わかった!やってみる!」と言ってくれました。少しだけ不安を覚えましたが、上がってきた曲は超カッコよかったです。その時『孤狼の血』のムビチケを渡したのですが、果たしてCHAIは見てくれたのか、今度会ったら聞いてみようと思います。CHAIありがとう!
『麻雀放浪記2020』
4月5日(金) 全国ロードショー
監督:白石和彌
原案:阿佐田哲也「麻雀放浪記」(文春文庫・刊)
主題歌:CHAI「Feel the BEAT」
出演:斎藤工 もも(チャラン・ポ・ランタン) 岡崎体育 ベッキー 竹中直人 的場浩司 小松政夫 堀内正美
配給:東映
【ストーリー】 主人公・坊や哲(斎藤工)がいるのは、2020年の“未来”。なぜ?人口は減少し、労働はAI(人口知能)に取って代わられ、街には失業者と老人があふれている…。そしてそこは“東京オリンピック”が中止となった未来だった…嘘か?真か!?1945年の“戦後”からやってきたという坊や哲が見る、驚愕の世界。その時、思わぬ状況で立ちはだかるゲーム“麻雀”での死闘とは!?
(C)2019「麻雀放浪記2020」製作委員会