ベッキーが見せる「元禄積み」!麻雀イカサマシーン公開!斎藤工 × 白石和彌監督『麻雀放浪記2020』

250万部を超える阿佐田哲也のベストセラー小説「麻雀放浪記」が、和田誠監督による映画化以来35年ぶりに再び映画化され、斎藤工が主演を務める『麻雀放浪記2020』が、4月5日より公開される。このほど、ベッキーが演じる最強の女流雀士・八代ゆきの麻雀シーンがお披露目となった。

本作では、1945年の戦後を舞台にした原作の精神を盛り込みながら、設定もキャラクターも大胆にアレンジ。物語は、2020年の新たな“戦後”、東京オリンピックが中止となった“未来”を舞台に展開する。主演は、映画版『麻雀放浪記』を傑作の1つと公言している斎藤工。1945年から2020年へとタイムスリップしたギャンブラーの主人公・“坊や哲”を熱演する。監督は、『凶悪』や『孤狼の血』などを手掛けた日本映画界のトップランナー、白石和彌が務める。

坊や哲が通う麻雀クラブ「オックス・クラブ」のママで、最強の女流雀士である八代ゆき。人生も麻雀も勝ち負けも、全てを知った八代ゆきは、和田誠版『麻雀放浪記』で加賀まりこが演じ、多くの人を魅了してきた人気の高い役どころである。本作でその役に挑むのは、ベッキー。麻雀をしたこともなく、興味すらもっておらず本作で初めて牌に触れたというベッキーは、ベッドのそばに麻雀卓を設置して朝も夜も常に牌に触れる状況を作るなど、寝る間も惜しんで約一ヶ月半にわたって麻雀の稽古を重ね、妖艶なママの役を見事に自分のものにした。器用で美しく牌を扱う手先は、観る者を一気に映画の世界の中に惹きこむ。

そして公開となった映像で、ベッキーは麻雀の積み込みのイカサマの一つである「元禄積み」という技を披露。白石監督の希望で、全てワンカットで撮影した。猛特訓の結果、同じくイカサマの一つである「燕返し」も習得し、圧巻の牌捌きで魅せるベッキー入魂のイカサマシーンは、本作最大の見せ場となっている。

■ベッキー(八代ゆき役/ユキ役) コメント
監督からワンカットで元禄積みを撮りたいと伝えられ、“練習すれば何とかなるかなぁ”くらいに思ってしまったんですが、想像以上に大変でした。一人かくし芸大会でした(笑)。一ヶ月間特訓をして、オリジナル作品の『麻雀放浪記』へのリスペクトの気持ちも込めながら撮影させていただきました。完璧ではないかもしれませんが、そのドキドキ感やライブ感も含め楽しんでいただけたら嬉しいです。

■白石和彌(監督) コメント
加賀まりこさんの美しさに少しでも近ずこうという気持ちで撮影しました。ベッキーはプロになるのかって勢いで練習してくれました。麻雀の腕もプロ並みになってるはずです。もう一度ベッキーと麻雀打ちたいです。

『麻雀放浪記2020』
4月5日(金) 全国ロードショー
監督:白石和彌
原案:阿佐田哲也「麻雀放浪記」(文春文庫・刊)
出演:斎藤工 もも(チャラン・ポ・ランタン) ベッキー 的場浩司 岡崎体育 ピエール瀧 音尾琢真 堀内正美 小松政夫 竹中直人 ヴァニラ
配給:東映

【ストーリー】 主人公・坊や哲(斎藤工)がいるのは、2020年の“未来”。なぜ?人口は減少し、労働はAI(人口知能)に取って代わられ、街には失業者と老人があふれている…。そしてそこは“東京オリンピック”が中止となった未来だった…嘘か?真か!?1945年の“戦後”からやってきたという坊や哲が見る、驚愕の世界。その時、思わぬ状況で立ちはだかるゲーム“麻雀”での死闘とは!?

(C)2019「麻雀放浪記2020」製作委員会