裏社会に詳しいジャーナリストの丸山ゴンザレスが8月9日、YouTubeチャンネル「スピードワゴン小沢のオザワ倶楽部」にゲスト出演。メキシコで聞いたリアルに怖い話を語った。
「スピードワゴン小沢のオザワ倶楽部」(画像はYouTubeから)
「メキシコの取材で会った、今でも忘れられない奴」と述べたゴンザレス。取材中に、過去に拷問されたことがある少年が同行していたという。「取材している時に、いつも子供がついてきてくれて、銃を持って護衛みたいな感じで。カルテルから自分たちの身を守るために結成した自警団で」彼が取材でのガードマン的存在だったのだという。
ゴンザレスは自警団のメンバーに「銃の撃ち合いをしたことあるの?」と聞くと、全員が「コイツはあるよ」と言って、その少年を指さしたという。その少年についてゴンザレスは「少年だと思ったら20代後半なんです」と延べ、「いろいろ話を聞いてたら、若い時に誘拐されて拷問された」と、衝撃の内容を口にした。
少年は誘拐された状況について「まず自分だけじゃなくて、何人も誘拐されていた。近所の人たちとか、一区画のグループが一気に誘拐された時があって、その中の1人だった。ただ、目隠しをされているので、誰が誘拐されたのかは分からなかった。目隠しをされたまま突然、殴られたり蹴られたり。時々、銃声のような音が聞こえて、そのうち周りの人の気配がどんどん消えて」、その間も少年は暴行を受け、指先を石ですり潰されたこともあったという。
その少年は「ある時、動いても殴られないし、誰もいないんじゃないかと思って、縄をほどいて目隠しを取ったら、周りは全員殺されていて、自分だけ生きてた」とし、ゴンザレスは、少年だけが生き残った理由について「家族がお金をかき集めて身代金を払ったから放置された」と説明。「以来、彼の成長は止まってるんですよ。だからその少年の時のまま。ショックだったんでしょうね」と、衝撃的な話を伝えていた。
【動画】「【リアル怖い話】スラム街で…拷問で…【裏社会ジャーニー】」