レイ・リオッタ、死後にハリウッド殿堂入り 娘が亡き父のスターを受け取る

『グッドフェローズ』などで知られ、2022年5月に死去した俳優のレイ・リオッタが、ハリウッドの殿堂入りを果たした。2月24日に米ロサンゼルスにて式典が行われ、娘で女優のカーセン・リオッタが亡き父の「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム(Hollywood Walk of Fame)」のスターを受け取った。

▼カーセン・リオッタ ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームのインスタグラム(hwdwalkoffame)より ※以下写真すべて

【動画】レイ・リオッタ ブレイクからハリウッド殿堂入りまで

レイは2022年5月26日、新作映画『デンジャラス・ウォーターズ(原題)』の撮影で滞在していたドミニカ共和国で就寝中に亡くなった。67歳だった。

雨が降りしきる中で行われた式典で、現在24歳のカーセンは「父に代わってこの栄誉を受けることができ、とても感動しています」とスピーチ。「父をこの上なく誇りに思います。彼は唯一無二の俳優、親友、きょうだいであり、そして最高の父でした…あなたのことを心から愛しています」と、涙ぐみながら亡き父へ感謝を伝えた。

また、1990年の映画『グッドフェローズ』でレイとタッグを組んだ映画監督のマーティン・スコセッシからの手紙も代読。スコセッシ監督はメッセージの中で「『グッドフェローズ』を撮った後、私はレイともう一度仕事ができるだろうと思っていました。私は今でも気が付くと『レイとまた映画を作るのはいつになるんだろう?』と考えていますが、彼があまりにも早くこの世を去ってしまったことを思い出してしまいます」と述べ、「レイは素晴らしい才能の持ち主でした」とたたえた。

▼レイ・リオッタの星形プレート

セレモニーには、レイの最後の出演作の一つで、同日2月24日に米国公開された新作映画『コカイン・ベア(原題)』の監督を務めたエリザベス・バンクス、昨年Apple TV+で配信されたドラマシリーズ「ブラック・バード」でレイと親子役で共演した俳優のタロン・エガートンがスピーチを行った。また、レイのパートナーのジェイシー・ニトロも出席した。

▼(左から)エリザベス・バンクス、カーセン・リオッタ、タロン・エガートン

▼カーセン・リオッタ(左)、レイのパートナーのジェイシー・ニトロ(右)

米ニュージャージー州出身のレイは、1980年からキャリアをスタートさせ、『The Lonely Lady(原題)』で映画デビュー。『フィールド・オブ・ドリームス』(1989)などに出演後、『グッドフェローズ』(1990)、『ハンニバル』(2001)などの話題作で活躍。最近は映画『マリッジ・ストーリー』(2019)、『クライム・ゲーム』(2021)、ドラマ「ハンナ ~殺人兵器になった少女~」(2021)、「ブラック・バード」(2022)などに出演した。

私生活では、1997年に女優のミシェル・グレースと結婚、1998年に娘のカーセンをもうけた後、2004年に離婚。2020年に元ヘアスタイリストのジェイシーと婚約した。