『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどで知られるジョニー・デップが、自身のデビューアートコレクションを販売した。
▼ジョニー・デップのインスタグラム(johnnydepp)より
ジョニーは7月28日(現地時間)、イギリスでアートギャラリーを展開しているキャッスル・ファイン・アートを通じて、4人の人物を描いたデビューアートコレクション「フレンズ&ヒーローズ(Friends & Heroes)」を販売することを自身のインスタグラムで発表。英メディア「BBC」によると、1点あたり3,950ポンド(約60万円)、4作品のセットは1万4,950ポンド(約240万円)で販売され、あまりの人気ぶりに販売サイトがダウン。合計780点がわずか数時間で完売し、約300万ポンド(約4億8,000万円)を売り上げた。
▼キャッスル・ファイン・アートのインスタグラム(castlegalleries)より
キャッスル・ファイン・アートの公式サイトによると、「フレンズ&ヒーローズ」は、ジョニーがよく知っていて、インスピレーションを与えてくれた人物をモチーフに制作。ジョニーが『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで主人公ジャック・スパロウの役作りに参考にしていた友人でローリング・ストーンズのギタリスト、キース・リチャーズをはじめ、ハリウッド映画スターのエリザベス・テイラー、名優アル・パチーノ、ミュージシャンのボブ・ディランが描かれている。
▼「Johnny Depp x Castle Fine Art | Friends & Heroes」
ジョニーは7月初めにも、親しい友人や尊敬する人物を描いたNFTアートを販売。売上金の80万ドル(約1億円)を複数の小児病院や慈善団体に寄付していた。
ここ数年は、2016年に離婚した元妻で女優のアンバー・ハードと長期にわたって法廷争いを繰り広げていたジョニー。今年6月、アンバーを名誉毀損で訴えた裁判に勝訴して大きな注目を集めた。
▼『L.A.コールドケース』の予告編
現在59歳のジョニーは、最近はマーク・ライランス、ロバート・パティンソンと共演した『ウェイティング・バーバリアンズ 帝国の黄昏』(2019)、日本の水俣病の真実を世界に伝えた写真家を演じた『MINAMATA -ミナマタ-』(2020)などに出演。90年代ヒップホップ・シーンを代表する2人の伝説的ラッパーが暗殺された未解決事件を題材に描く、フォレスト・ウィテカー共演のクライム・サスペンス『L.A.コールドケース』は、8月5日より公開される。