大ヒットカーアクション『ワイルド・スピード』シリーズで主演&プロデューサーを務めるヴィン・ディーゼルが、同シリーズ10作目となる最新作『Fast X(原題)』に、『ウエスト・サイド物語』で知られる名優リタ・モレノが出演することをインスタグラムで明らかにした。
▼ミシェル・ロドリゲス(左)、ヴィン・ディーゼル(中央)、リタ・モレノ(右) ヴィン・ディーゼルのインスタグラム(vindiesel)より
先月4月に制作がスタートした『ワイスピ』シリーズ第10弾。5月24日、主人公ドミニク役を演じるヴィンが、新キャストとしてシリーズに参加するリタ、レティ役のミシェル・ロドリゲスとの動画を公開。
ヴィンは「リタ・モレノと一緒に仕事をするのがずっと夢だった」と喜び、リタがドミニクの祖母役として出演することを発表。「心から嬉しく思う。感謝の気持ちでいっぱいだ」と伝えた。
現在90歳のリタは、出演オファーを受けて「この年になるまで、声がかかるのを待っていたんだと思います」とコメント。「私の返事は『イエス!やりましょう!』。とてもワクワクしています。きっと面白くなるでしょう」と意気込みを語っている。
リタは1961年公開の映画『ウエスト・サイド物語』でアニータ役を演じ、アカデミー賞助演女優賞を受賞。2021年に同作を再映画化した『ウエスト・サイド・ストーリー』に出演を果たした。
▼前作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』の予告編
『Fast X』のキャストは、ドミニク役のヴィン、レティ役のミシェルに加え、ミア役のジョーダナ・ブリュースター、ローマン役のタイリース・ギブソン、テズ役のリュダクリス、ハン役のサン・カン、サイファー役のシャーリーズ・セロンらが続投。さらに、『ワイルド・スピード ICE BREAK』に出演したスコット・イーストウッドが復帰する。
新たに『アクアマン』でおなじみのジェイソン・モモアが悪役として参戦するほか、『キャプテン・マーベル』で知られるブリー・ラーソン、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』のダニエラ・メルシオールらの出演も決定している。監督は、降板したジャスティン・リンに代わり、『トランスポーター』シリーズ、『グランド・イリュージョン』などを手がけたルイ・レテリエが務める予定だ。
2001年に誕生した『ワイスピ』シリーズは、次の第10弾と第11弾が最終章となり、全11作で幕を閉じる。第10弾は、2023年5月19日の米国公開に向けて制作が進行中だ。