『ワイルド・スピード』シリーズのドミニク・トレット役でおなじみのヴィン・ディーゼルが、不仲と言われているルーク・ホブス役のザ・ロックことドウェイン・ジョンソンにシリーズ復帰を求めるメッセージをインスタグラムに投稿した。
▼ヴィン・ディーゼル(左)、ドウェイン・ジョンソン(右) ヴィン・ディーゼルのインスタグラム(vindiesel)より
2001年に誕生したメガヒットカーアクション『ワイルド・スピード』。今年8月にシリーズ第9弾『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』が公開され、次の第10弾と第11弾が最終章となり、シリーズが幕を閉じることが決定している。
▼ヴィンとドウェインが最後の共演をした2017年公開の『ワイルド・スピード ICE BREAK』予告編
そんな中、『ワイスピ』シリーズを牽引してきたヴィンは、今後シリーズに出演しないことを明らかにしているドウェインに向けたメッセージを発信。2人が向き合っている『ワイスピ』の場面写真をアップし、「弟のドウェインへ…時は来た。世界は『ワイスピ』シリーズ第10弾のフィナーレを待ち望んでいる」と、シリーズ最終章に向けて投稿した。
2013年に自動車事故でこの世を去ったブライアン・オコナー役のポール・ウォーカーに言及したヴィンは、「数年前、パブロ(=ポール)との約束を果たすと君に伝えただろう。フィナーレで最高の作品にすると誓った。それがシリーズ10作目なんだ!」「君は出演しなければならない。シリーズをこのままにしないでほしい。君はとても重要な役なんだ。ホブスは他の誰にも演じることはできない。君がこの状況を乗り越え、自分の運命をまっとうしてくれることを願っている」とつづり、ドウェインのシリーズ復帰を熱望している。
ドウェインは、シリーズ5作目『ワイルド・スピード MEGA MAX』(2011)にルーク・ホブス役として初登場し、『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017)まで4作品に出演、スピンオフ映画『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019)ではデッカード・ショウ役のジェイソン・ステイサムと主演を務めた。
シリーズを大ヒットへと導いてきたヴィンとドウェインだったが、2016年に行われた『ワイルド・スピード ICE BREAK』の撮影中に対立し、2人の不仲説が浮上。ヴィンは今年6月に米メディア「Men’s Health」のインタビューで、プロデューサーとして「(ドウェインへの)必要なパフォーマンスを引き出すための当時のアプローチが、愛あるムチだった」とコメント。一方、ドウェインは7月に米メディア「Hollywood Reporter」のインタビューでシリーズ復帰を否定し、「残りの『ワイスピ』シリーズの成功を祈っている」と語っていた。
『ワイスピ』シリーズ第10弾は2023年4月7日に米国公開予定、最終作となるシリーズ第11弾は2024年の公開に向けて制作が進行中だ。