『スタートレック』シリーズのジェームズ・T・カーク役で知られるウィリアム・シャトナーが、米Amazonの創設者ジェフ・ベゾス氏が設立した宇宙企業、ブルーオリジン(Blue Origin)による宇宙飛行に参加し、地球に無事帰還した。
▼(左から)宇宙飛行に参加したクリス・ボスハウゼン、ウィリアム・シャトナー、オードリー・パワーズ、グレン・デブリース ウィリアム・シャトナーのインスタグラム(williamshatner)より
10月13日(現地時間)、米テキサス州にてウィリアムら4人が搭乗した宇宙船「ニュー・シェパード」が打ち上げられ、11分間の飛行を終えて、地球に無事着陸。90歳のウィリアムは、宇宙飛行をした最年長の人物となった。
▼ブルーオリジンが公開した宇宙飛行中の映像
着陸後、ベゾス氏に迎えられたウィリアムは、「見下ろすと…母なる地球、安らぎがあり、あれ(上)は死なのだろうか?」と宇宙での体験を振り返り、「とても感動的だった。信じられないような体験だった」と語っている。
今回のミッションには、ウィリアムのほか、ブルーオリジンのヴァイス・プレジデントであるオードリー・パワーズ氏、米衛生画像企業プラネット・ラブズ(Planet Labs)の共同設立者クリス・ボスハウゼン氏、米医療企業メディデータ・ソリューションズ(Medidata Solutions)の共同設立者グレン・デブリース氏が参加した。
カナダ出身のウィリアムは、1951年からキャリアをスタートさせ、TVシリーズ「宇宙大作戦/スタートレック」(1966〜1969)のジェームズ・T・カーク役でブレイク。同作は1979年に『スター・トレック』として映画化され、以降シリーズ6作品に出演し、1994年公開の『スタートレック ジェネレーションズ』にも登場した。法廷ドラマ「ボストン・リーガル」(2004〜2008)の出演でも知られている。最近はクリストファー・ロイドと共演したコメディ『Senior Moment(原題)』(2021)などに出演した。