『X-MEN』シリーズのウルヴァリン役でおなじみのヒュー・ジャックマンが、新作映画『The Son(原題)』の撮影が終了したことを自身のインスタグラムで報告した。
▼ヒュー・ジャックマン(左)、フロリアン・ゼレール監督 ヒュー・ジャックマンのインスタグラム(thehughjackman)より
『The Son』は、昨年公開された『ファーザー』で長編映画デビューしたフランスの劇作家フロリアン・ゼレール監督の舞台「Le Fils(ル・フィス)」を映画化。出演はヒューのほか、『私というパズル』のヴァネッサ・カービー、『マリッジ・ストーリー』のローラ・ダーン、オーストラリアの新星ゼン・マクグラス、さらに『ファーザー』のアンソニー・ホプキンスという豪華キャストが名を連ねる。
▼フロリアン・ゼレール監督作『ファーザー』予告編
8月半ばから本作の撮影に取り組んできたヒューは、10月8日に「『The Son』の撮影が終了しました」と報告し、美しい海をバックにした監督との2ショットをアップ。キャプションで、ゼレール監督は「俳優が自由に演じられるようにしながら、明確に指示を出すことができる」と絶賛し、共演者たちにも感謝の気持ちを伝えている。さらに、舞台裏ショットもインスタグラムのストーリーで公開された。
▼ヒュー・ジャックマンのインスタグラム(thehughjackman)より
キャストのローラも先日、ヒューとの記念写真を自身のインスタグラムに投稿。「魔法のように魅力的な友人でインスピレーションであるヒュー・ジャックマン、そして私たちのマエストロ、フロリアン・ゼレールと一緒に仕事ができるなんて、素晴らしいギフトでした」とつづり、撮影完了を報告した。
▼ヒュー・ジャックマン(左)、ローラ・ダーン(右) ローラ・ダーンのインスタグラム(lauradern)より
本作は、ピーター(ヒュー・ジャックマン)と新しいパートナーのベス(ヴァネッサ・カービー)が彼らの子供と忙しい日々を送る中、ピーターの元妻ケイト(ローラ・ダーン)と10代の息子ニコラス(ゼン・マクグラス)が訪ねてきたことで新たな生活が破綻していくというストーリー。脚本は、ゼレール監督と『ファーザー』のクリストファー・ハンプトンが共同で執筆する。米国では2022年に公開予定だ。
ゼレール監督の舞台「Le Père(ル・ペール)」を映画化した『ファーザー』は、認知症を患う父親の思い出の喪失と、親子の絆を描いたヒューマンドラマ。今年4月に発表された第93回アカデミー賞で作品賞ほか6部門にノミネートされ、主演男優賞(アンソニー・ホプキンス)、脚色賞を受賞した。
10月13日に53歳の誕生日を迎えるヒューは、1994年にTVドラマで俳優デビュー。SFアクション『X-メン』(2000)で主人公ローガン/ウルヴァリン役に抜擢され、同作は大ヒットを記録。『ウルヴァリン』シリーズの『LOGAN/ローガン』(2017)まで全9作に同役で出演した。主な出演作は、『ニューヨークの恋人』(2001)、『プレステージ』(2006)、『リアル・スティール』(2011)、『レ・ミゼラブル』(2012)、『プリズナーズ』(2013)、『グレイテスト・ショーマン』(2017)、『バッド・エデュケーション』(2019)などがある。
最近は、レベッカ・ファーガソン共演のSFサスペンス大作『レミニセンス』が9月17日に公開。12月にはブロードウェイミュージカル「ザ・ミュージック・マン(原題)」が控えている。