マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の『アベンジャーズ』シリーズのソー役で知られるクリス・ヘムズワースが、『マイティ・ソー』シリーズ第4弾『ソー:ラブ・アンド・サンダー』(原題)の撮影がスタートしたことをインスタグラムで明かした。
▲タイカ・ワイティティ監督(左端)、クリス・ヘムズワース(中央左)
クリス・ヘムズワースのインスタグラム(chrishemsworth)より
同作の撮影が母国オーストラリアで開始され、「撮影の素晴らしいスタートを切った」と報告したクリス。撮影初日の1月26日は、祝日“オーストラリア・デー”に合わせて、前作『マイティ・ソー バトルロイヤル』に続きメガホンをとるタイカ・ワイティティ監督と共に、伝統的な儀式とダンサーたちによるパフォーマンスでお祝いしたようだ。
“オーストラリア・デー”は祝日とされているが、クリスのキャプションによると、植民地としての歴史を持つオーストラリアにとって、この日は「追放、疫病の流行、紛争、文化の破壊、搾取、虐待、家族との別離、極端な社会統制の政策への服従の始まりを示している」という。「癒しと団結を。そして、連帯と思いやりをもって先住民族を支援しよう。全てのオーストラリア人が、この美しい国を共に祝福できる日にしよう」とつづっている。
▲クリス・ヘムズワースのインスタグラム(chrishemsworth)より
▲クリス・ヘムズワースのインスタグラム(chrishemsworth)より
▲クリス・ヘムズワースのインスタグラム(chrishemsworth)より
翌日、タイカ監督も自身のインスタグラムでクリスと同じ写真をシェアし、「昨日、『ソー:ラブ・アンド・サンダー』の撮影が始まった」とコメント。ニュージーランド生まれのタイカ監督は、「全てのフィルムメーカーは映画を撮影する時はいつでも、その土地の先住民たちと出会い、関わり合ってほしい。それだけの価値があるし、やるべきことだ」と記している。
クリスは先週、オーストラリアの自然豊かなロード・ハウ島で家族や友人とバケーションを満喫したフォトを公開。「今週『ソー:ラブ・アンド・サンダー』の撮影が始まる前に、ロード・ハウ島で数日間過ごせて最高だったよ!」と、映画の撮影開始を告知していた。
▲クリス・ヘムズワースのインスタグラム(chrishemsworth)より
『ソー:ラブ・アンド・サンダー』は、主人公ソー役のクリスをはじめ、ジェーン役のナタリー・ポートマン、ヴァルキリー役のテッサ・トンプソンが続投。さらに、MCU『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズからは、ピーター・クイル/スター・ロード役のクリス・プラット、ネビュラ役のカレン・ギランが出演することが報じられており、悪役として『ダークナイト』シリーズで知られるクリスチャン・ベールが参戦する。また、主演のクリスの友人で、前作にカメオ出演したマット・デイモンが再出演する可能性もあるようだ。同作は、2022年5月6日に米国公開を予定している。
クリスは、オーストラリアのTVドラマに出演後、『スター・トレック』(2009)で主人公の父親ジョージ・カーク役を演じ、ハリウッドデビュー。その後、MCU『マイティ・ソー』(2011)で主人公ソー役に抜擢され、『アベンジャーズ』(2012)、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013)、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)で同役を好演した。
このほかの出演作は、『キャビン』(2012)、『スノーホワイト』(2012)、『ラッシュ/プライドと友情』(2013)、『白鯨との闘い』(2015)、『スノーホワイト/氷の王国』(2016)、『ゴーストバスターズ』(2016)、『ホース・ソルジャー』(2018)、『メン・イン・ブラック:インターナショナル』(2019)、『タイラー・レイク –命の奪還−』(2020)などがある。