『ワイルド・スピード』シリーズなどに出演したザ・ロックことドウェイン・ジョンソンが、新作映画『レッド・ノーティス』（原題）の撮影現場で発生したハプニングをインスタグラムで明かした。

▲ローソン・マーシャル・サーバー監督（左下）、ドウェイン・ジョンソン（右）
ドウェイン・ジョンソンのインスタグラム（therock）より

コロナ禍で行われたNetflix映画『レッド・ノーティス』の撮影の様子を度々伝えてきたドウェインは、新たに撮影セットのメイキング写真を公開。カーチェイスシーンを撮影するにあたり、レザージャケットを羽織ったドウェインが白のポルシェ・タイカンに乗り込もうとしており、車の前方では、本作のメガホンをとるローソン・マーシャル・サーバー監督がカメラアングルを確認している。

ドウェインの投稿によると、「脚本も務めたローソン・マーシャル・サーバー監督が、僕がこのアイコニックなポルシェに乗りハンドルを握るという、“正気とは思えない”チェイスシーンを用意してくれた」という。「予算を費やし、この車を購入して運び、数ヶ月間の準備を終えた後、いよいよチェイスシーンのリハーサルをするところだ」と説明を書き加えている。

そんな大規模な撮影が順調に進むなか、ドウェインにハプニングが発生。ドウェインがポルシェの座席に乗ろうとしたところ、「背中が広すぎて詰まってしまった」とのこと。ローソン監督が「乗れそう？」と心配そうに尋ねると、ドウェインは「無理」と諦めてしまったようだ。

ドウェインは、「気まずい沈黙が15秒間続いた後、ローソンと僕、そして全てのクルーが笑い出したよ!!」と振り返り、撮影続行のため「最終的に“クリエイティブな”方法を見つけた」とつづっている。ドウェインの投稿に、ローソン監督は「100%事実だ。この映画の撮影でお気に入りの瞬間の1つだよ」と、爆笑の絵文字をつけてリアクションした。

思わず笑ってしまうエピソードを披露したドウェインは、その後、『レッド・ノーティス』の撮影が無事終了したことを報告。本作には800名以上のスタッフが参加し、新型コロナウイルスの感染予防のため、週に2000回以上のPCR検査が実施されたようで、ドウェインは「この作品のクルーをとても誇りに思っている。彼らの努力と才能にこれからもずっと感謝する」とメッセージを発信、本作のクルーに向けた4分半にわたるスピーチ映像も公開された。さらに、ローソン監督や共演者のガル・ガドット、ライアン・レイノルズにも感謝の気持ちを伝えている。

▲クルーに向けてスピーチするドウェイン・ジョンソン（左端）
ドウェイン・ジョンソンのインスタグラム（therock）より

▲（左から）ライアン・レイノルズ、ガル・ガドット、ドウェイン・ジョンソン
ドウェイン・ジョンソンのインスタグラム（therock）より

▲ローソン・マーシャル・サーバー監督（左）、ドウェイン・ジョンソン（右）
ドウェイン・ジョンソンのインスタグラム（therock）より

『レッド・ノーティス』は、インターポールの捜査官が最重要指名手配犯の美術品泥棒を追うアクションコメディ。ドウェインは、主演作『セントラル・インテリジェンス』（2016）、『スカイスクレイパー』（2018）を手がけたローソン監督と再タッグを組む。同作は、2021年にNetflixにて配信される予定だ。

ザ・ロックのリングネームを持つ元プロレスラーのドウェインは、『ハムナプトラ2／黄金のピラミッド』（2001）でゲスト出演した後、『スコーピオン・キング』で初主演。『ゲット スマート』（2008）などに出演後、『ワイルド・スピード MEGA MAX』（2011）にルーク・ホブス役で登場し、以降のシリーズにも同役で出演。ディズニー映画 『モアナと伝説の海』（2016）では主要人物のマウイを演じ、声優デビューも果たした。以降も『ジュマンジ／ウェルカム・トゥ・ジャングル』（2017）などの大ヒット作に出演している。

そのほかの出演作は、『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』（2012）、『ペイン＆ゲイン 史上最低の一攫千金』（2013）、『ワイルド・スピード EURO MISSION』（2013）、『ワイルド・スピード SKY MISSION』（2015）、『カリフォルニア・ダウン』（2015）、『ワイルド・スピード ICE BREAK』（2017）、『ランペイジ 巨獣大乱闘』（2018）、『ワイルド・スピード／スーパーコンボ』（2019）、『ジュマンジ／ネクスト・レベル』（2019）など。待機作には、2021年公開予定の『ジャングル・クルーズ』、ライアン・レイノルズ、ガル・ガドット共演の『レッド・ノーティス』（原題）、DC映画『ブラックアダム』（原題）などがある。