『トロン:レガシー』などに出演し、『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』で監督デビューを果たしたオリヴィア・ワイルドが、2作目の監督作となる映画『ドント・ウォーリー・ダーリン』(原題)の撮影現場で新型コロナウイルスの陽性者が確認されたため、撮影を一時中断することをインスタグラムで報告した。
▲オリヴィア・ワイルドのインスタグラム(oliviawilde)より
オリヴィアが監督・出演する新作映画『ドント・ウォーリー・ダーリン』は、1950年代の米カリフォルニアの砂漠を舞台に、孤立したユートピアなコミュニティーを描くサイコ・スリラー。『ミッドサマー』、『ブラック・ウィドウ』に出演のフローレンス・ピューのほか、『ダンケルク』で俳優デビューしたハリー・スタイルズ、『スター・トレック』シリーズのクリス・パインら豪華キャストが出演することで早くも話題になっている。
米メディア「Deadline」によると、本作の制作は10月から開始されたばかりだったが、制作スタッフが新型コロナの陽性反応を示したため、ガイドラインに基づいて2週間撮影が中断されるという。
インスタグラムのストーリーを更新したオリヴィアは、撮影状況について報告し、「全員の安全を確かめるため、私たちは隔離をして2週間撮影を中断します」とコメント。「みんな無事よ。私たちはこれからも一生懸命頑張るわ」と続けた。
さらに、「素晴らしいクルーのみんな、ありがとう。愛してる。会いたいわ。あなたたちは私の家族よ。すぐに再開するわ。お互いに気をつけていきましょう」と笑顔を見せ、最後に米大統領選挙の開票状況をチェックするよう呼びかけて動画を締めくくった。
監督としてブレイクしたオリヴィアは、マーベルコミックを原作とした映画でメガホンをとることも報じられている。
オリヴィアは、TVドラマ「The O.C.」(2003〜2004)で注目され、『ガール・ネクスト・ドア』(2004)で映画デビュー。大ヒット医療ドラマシリーズ「Dr. HOUSE/ドクターハウス」(2007〜2012)ではサーティーンことレミー・ハドリー役を好演し、SFアクション『トロン:レガシー』(2010)、ダニエル・クレイグ、ハリソン・フォード共演の『カウボーイ&エイリアン』(2011)、クリント・イーストウッド監督の『リチャード・ジュエル』(2019)などの話題作に出演した。2019年にコメディ映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』で長編初監督を務め、同作はハリウッド映画賞ブレイクスルー監督賞を受賞するなど高い評価を受けた。
主な出演作には、『スリーデイズ』(2010)、『チェンジ・アップ/オレはどっちで、アイツもどっち!?』(2011)、『TIME/タイム』(2011)、『ラッシュ/プライドと友情』(2013)、『her/世界でひとつの彼女』(2013)、『サード・パーソン』(2013)、『ラザロ・エフェクト』(2015)、『クーパー家の晩餐会』(2015)、『ライフ・イットセルフ 未来に続く物語』(2018)などがある。